焚き火の歴史から薪の組み方まで解説していくよ

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投稿日:2019年6月3日 | 最終更新日:2021年8月17日

焚き火の歴史は100万年前までさかのぼり、アフリカの洞窟で草木を燃やして獲物を食べた形跡があったと言われています。

人類は火を使うことによって道具を開発し、動物から身を守り、調理して獲物を食べ、常に火とともに発展してきました。

焚き火とはそのようなはるか昔から人類の歩みと共にとぎれることなく、続いてきたのです。

古来から変わらない焚き火

焚き火

焚き火には明かりをともす、暖をとる、調理をするの3つの効果があるといわれています。明かりをともすことによって夜間でも活動できるようになり、からだを暖めたり衣類を乾かして保温することにより、寒さから身を守ったり、食物や水を加熱調理することによってそれらを安全に口にすることができるようになったりと、とくに古代における人類にとっては焚き火をすることによる効果は非常に大きなものがあったと思われます。

癒しとしての焚き火

現代社会における焚き火の効果として挙げられるのが焚き火をすることによる癒しの効果です。焚き火をすることによる非日常感、開放感、精神的安定感などの効果が焚き火にはあると言われています。

焚き火による暖かなぬくもりや実際に燃えている火を見ることによる神秘的な雰囲気、時折ぱちぱちと薪がはじける音などに精神的ストレスを和らげる癒しの効果があると言われています。

また、焚き火の周りに人が集まれば自然な会話が生まれ、コミュニケーションにも役立ちます。実際に焚き火や暖炉を囲むと人間は親近感が増し、コミュニケーションが促進されるという調査結果もあるそうです。

焚き火のマナー


Instagram:@ichipapa1616

焚き火はキャンプでよく行われますが、最近は昔のようにどこでも焚き火ができるわけではありません。浜辺などでも焚き火や花火が禁止されているところが多くあります。焚き火にも一定のマナーがありますので見ていきましょう。

引火に細心の注意を!

焚き火はテントやタープからはなれたキャンプサイトの風下で行うようにし、草木が生い茂るような場所は避けるようにします。あと、焚き火の風下には燃えるようなものを置くのは避け、近くに水場がない場合はバケツなどで水を用意しましょう。

焚き火を行う前に地面をきれいにして、燃えやすいものは片づけておきます。もちろん、整備された芝生の上、住宅近くの公園などでは焚き火は絶対にしてはいけません。

これらは、火事の危険性や樹木への影響、煙や臭いなどによって周りの人に心配させたり、不安に思わせたりすることのないようにしなければならない焚き火をする上に置いて守らなければならない最低限のマナーです。

増えてます。直火禁止なキャンプ場。


画像提供 : PIXTA

最近のキャンプ場では焚き火を地面で行ういわゆる直火を禁止しているところもたくさんあります。
とはいえ、キャンプで焚き火がなければその魅力は半減してしまいますので、なんとかして焚き火をしたいと思いませんか。

そのような場合に役立つのが焚き火台です。焚き火台とは金属製の焚き火をするための道具で、地面に直接薪を置くことなく、台の上で焚き火ができるようになっています。

また、薪をくべやすく、空気を取り込みやすく、薪が燃えやすいように設計されています。焚き火台を利用することにより、美観を損なうことなく、焚き火ができるのも大きなメリットです。

正しい後片付けを学ぼう

また、焚き火の後片付けについてですが、焚き火は水をかけて消化するとたくさんの燃えカスが残ってしまいますので、焚き火が完全に白い灰になるまで燃え尽きるのを待つのがいいです。それには薪の量を計算して少しずつくべていくのが良いでしょう。

また、焚き火の灰や炭の処理の仕方はキャンプ場によって異なりますのでよく聞いて、そのキャンプ場のルールに従って処理するようにしましょう。最後に、焚き火に使う薪は濡れると火のつきが悪くなったり、燃えなくなったりしますので、ビニールシートなどでくるんで保管するようにするのがよいでしょう。

次のページ:上手に焚き火ができるようになろう!

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