キャンプで燻製料理を楽しみたい!スモークウッドの使い方&種類

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燻製は調理の中でも難しそうなイメージがありますが、スモークウッドを使えば簡単に燻製料理が楽しめます。

今回は、キャンプで手軽に燻製料理を楽しめるスモークウッドについてご紹介します。今後キャンプをする予定がある方や燻製に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

スモークウッドの特徴

出典:pixabay

燻製は煙を食材に燻して作る調理方法です。

そのため、煙を出すための燻煙材を用意する必要があります。

煙を出す燻煙材にはスモークチップとスモークウッドの2種類があります。

それぞれで特徴や得意な燻製方法が異なるため、燻製にしたい食品や燻製法に合わせて選んでみましょう。今回はスモークウッドの特徴を解説していきます。

熱源が不要

スモークウッドの場合、直接火をつけて使用します。
スモークチップは炙りながら使用するので熱源(ガスコンロなどでフライパンを熱する)が必要となりますが、スモークウッドであれば熱源は不要です。

燻製時間の管理が楽

商品によって1本あたりの煙が出続ける時間は変わりますが、その時間さえ把握しておけば時間管理が楽です。

例えば1本あたり4時間ほど煙が出続けるスモークウッドを使用する際、2時間ほどの燻製をしたい場合には半分にすれば良いですし、4時間しっかりと燻製することも可能です。

4時間以上燻製したい場合なら、もう1本追加するだけで済みます。

温燻・冷燻に最適

スモークウッドは温燻や冷燻に最適です。

温燻とは、燻製器内を50~80℃ほどに保ちながら燻製する方法で、燻製器がそこまで大きくなければ十分な温度を保てます。

また、冷燻は燻製器内を25℃以下に維持しながら数日~数週間ほどの長期間燻製する方法で、熱源を用いないスモークウッドだからこそできる方法です。

自作の段ボール燻製器にも使える

温燻・冷燻に最適なスモークウッドなら、自作の段ボール燻製器にも使うことができます。

段ボールであれば費用も手間もそれほど掛からずに作成できます。

スモークウッドは熱源を使用しないため、段ボール燻製器でも安全に使用できるのです。

再利用も可能

煙がまだ出ていても十分に燻されたのであれば取り出しても問題ありません。

残ったスモークウッドの火は空気を遮断して消火するようにしましょう。

空気を遮断して消火すれば、次に利用したい時もそのまま火をつけて再利用することが可能です。

キャンプで燻製料理を作ろう!スモークウッドの使い方

出典:PIXTA

キャンプで気軽に燻製料理を楽しみたいのであれば、熱源不要のスモークウッドがおすすめです。

しかし、使用する際には着火時に表面をしっかりと焦がす必要があります。

しっかりと焦がせないと火が立ち煙が消えてしまうこともあるので注意してください。

続いては、スモークウッドの使い方について解説していきます。

スモークウッドは乾燥させておく

燻製料理を作る前に、必ずスモークウッドを乾燥させておきましょう。

直接火をつけて煙を出すことから、湿気などで湿っている場合には火がつきにくく燻し中に煙が立ち消えてしまう可能性が高いです。

通常、市販されているスモークウッドであれば密閉されていることがほとんどなので湿気も少なく、乾燥させる必要はありません。

もし火がつきにくいことがあれば密閉できる容器に乾燥剤と一緒に入れて乾燥させてみてください。

まだ使用できるスモークウッドを保管する際も同様に、密閉容器に乾燥剤と一緒に入れて保管しておきましょう。

バーナーやコンロを使って火をつける

スモークウッドが湿っていない状態であれば、そのままバーナーやコンロを利用して火をつけていきます。

一面を3~5分ほど炙れば火がつきます。
炙る際に一面だけでなく四隅も一緒に焦がしておくことで、途中で火が立ち消えにくくなります。

火がついたかどうかは、火を吹き消しても煙が上がっている状態かどうかで分かります。煙が上がっていれば火がついた証拠です。

段ボール燻製器なら空気の通り道を作ることも忘れずに

スモークウッドを燻製器にセットしていきます。
自作の段ボール燻製器を用いる場合、段ボール燻製器自体は簡単に制作できますが、空気の通り道を作り忘れてしまうケースも多くあるので注意が必要です。

スモークウッドは燃えるためにある程度空気の流れを必要とします。火が途中で立ち消えてしまわないためにも、空気の通り道を作ることは忘れないようにしましょう。

燻製器に食材をセット

出典:PIXTA

燻製器に食材をセットしていきます。

どのような燻製器を使用するかによってセットの仕方が異なりますが、自作の段ボール燻製器であれば焼き網などの上に燻製したい食材を乗せるだけです。

ベーコンや魚を燻製器内部の上に吊るしてセットするのもおすすめです。

あとは蓋をして放置!

火をつけたスモークウッドをセットして食材のセットまで終わったら、あとは蓋をして放置するだけです。

放置時間は食材や好みによって変えてみても良いですが、火が消えるくらいの時間でも問題ありません。

色々試してみて好みの燻製を作ってみてください。

スモークウッドの種類を知って使い分けてみよう

スモークウッドの種類は意外と多いため、どれを購入したら良いのかわからなくなってしまう方も多いです。

木材によっては本格的な配合となっていることもあるので、まるでプロが作ったかのような燻製も手軽に楽しめるようになっています。

燻製は食材によって相性が異なります。まずはどんな燻製を作りたいか、食材との相性でスモークウッドを選ぶのがおすすめです。

それぞれの特徴を知ることでより燻製料理も楽しめるようになります。ここからは、スモークウッドの種類それぞれの特徴をご紹介していきましょう。

サクラ

ソト(SOTO) スモークウッド さくら 240g(80g×3) ST-1551

サクラは、日本では最もメジャーな燻製材です。

燻製材の中でも香りが強くなっており、ほのかな甘さも感じられます。
香りが強いので、癖の強い食材との相性が良いとされています。

癖の強い食材とは、牛や豚、ヒツジなどの肉類です。
チーズも癖が強い食材なので、サクラとの相性は抜群に良いです。

おすすめは癖の強い食材ですが、淡白な鶏肉や魚類も燻製は可能です。

どんな食材でも美味しく仕上がりやすい燻製材でもあります。
SOTO(ソト)の「さくら」は、燻煙時間が1.5時間で初心者にも利用しやすくなっています。

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ヒッコリー

ソト(SOTO) スモークウッド ヒッコリー ST-1554

ヒッコリーはアメリカで高い人気を誇る燻製材で、クルミ科カリア属に分類される樹木の1つです。
北アメリカで主に見られる樹木でもあります。

ヒッコリーはスッキリとした香りが特徴的で、食材によっては個性的な仕上がりになることも多いです。

ヒッコリーはクセのない燻製材なので、牛や豚、ヒツジなどの肉類、チーズ、魚などオールマイティに使えます。
特におすすめなのは、ベーコンやハム、サーモンの燻製です。

ヒノキ

ヒノキはサクラと同じく日本で有名な燻製材です。香りの強さはサクラよりも強くなっており色付きも良いことから、アウトドアシーンや飲食店でも人気の高い燻製材ともされています。

他の燻製材よりチーズの相性が群を抜いて良くなっていることから、香り高いスモークチーズを作りたい時におすすめです。短時間でも香りと色が付きやすく、コストパフォーマンスにも優れています。

メイプル

スモークウッドハニーメイプル

メイプルはその名の通り、メープルシロップを作るカエデ科カエデ属のサトウカエデなどを含む樹木の燻製材です。メイプルを使用すれば色付きの良い燻製料理ができます。

香りはそこまで強くないので、癖の強くない鶏肉や魚などの食材におすすめです。

また、燻製に慣れていない方でも食べやすく、燻製料理初心者にも向いている燻製材となっています。

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ナラ

進誠産業 スモーク・ウッド ナラ(約250g)

ナラはブナ科の落葉性広葉樹の総称で、イギリスではオークと言われることもあります。

香りは強くなく癖もあまりないので、淡白な魚などの燻製に向いています。

色付きが非常に良いのでチーズなどに使用すると色付きの良さに驚いてしまうこともあります。
色の付きにくい魚であれば綺麗に仕上がってくれるのでおすすめです。

比較的スッキリとした香りなので、優しい香りが好きな方におすすめです
。ただし、ナラで燻製すると少し渋みが出ることもあるので、苦手な方は注意してください。

ブナ

ブナはナラと同じブナ科ではありますが、ブナ欧州科ブナ属に含まれます。
ナラと同じく色付きの良い燻製が作れる木材です。

マイルドな風味が楽しめるブナは、基本的に香りが強くなく癖も弱いので魚類の燻製に向いています。

しかし、ヨーロッパでは癖の強い食材であるハムやウインナー、ベーコンなどの燻製材によく用いられていることから、どんな食材でも相性の良い燻製材でもあることが分かります。

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クルミ

クルミはクルミ科クルミ属の落葉高木に含まれる樹木です。

木材としてはウォールナットと呼ばれていることもあり、多くの人から親しまれている木材でもあります。

スッキリとした香りですがあまり強くなく、癖もないことから魚類を中心にどんな食材でも相性の良い燻製材とされています。
練物などの燻製にもおすすめです。

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リンゴ

ソト(SOTO) スモークウッド りんご ST-1552

リンゴは、バラ科のリンゴ属落葉高木樹で日本でも高い人気を誇る燻製材です。
リンゴの燻製材を用いることで、柔らかく甘めの上品な香りが楽しめます。

相性の良い食材としては淡白な魚類が挙げられますが、アメリカでは豚肉などにおすすめされている燻製材です。

鶏肉などの燻製にも向いています。
甘く上品な香りなので、癖もあまりないことから初心者にもおすすめできる燻製材でもあります。

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ハンノキ

ハンノキは、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木で、日本でも全国各地に生息している樹木です。
主に薪炭や建築用の木材としても用いられています。

アメリカではスモーク材としてよく用いられており、BBQでも活躍する燻製材です。

香りの癖は強すぎないので、豚肉や鶏肉などの燻製に向いています。

ウィスキーオーク

ウィスキーオークはその名の通り、長年ウィスキー樽として用いられていた木材を燻製用にしたものです。

ウィスキーオークからは洋酒独特の甘い香りが出るので、淡白な魚類の燻製にも向いています。

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燻製初心者ならスモークウッド一択!

SOTO (ソト) スモークウッド 初心者 4種セット【さくら りんご ヒッコリー ウィスキー】 ST-1551/ST-1552/S...

今回は、キャンプでの燻製料理におすすめのスモークウッドについて使い方から種類までまとめてご紹介してきました。

取り扱いが簡単であることや熱源を必要としないことから、初心者でも手軽に燻製を楽しめると人気です。

意外と様々な種類のスモークウッドがあるので、色々試していく中で自分好みのスモークウッドを探してみてください。

迷った際には、燻製したい食材に合わせて選んでみましょう。今回ご紹介したそれぞれの特徴を参考にしてみてください。

燻製材と食材の早見表

鶏肉ベーコンチーズゆで卵
サクラ
(万能型)
ヒッコリー
(万能型)
ヒノキ
(上級者向け)
メイプル
(万能型)
ナラ
ブナ
クルミ
(万能型)
リンゴ
ウイスキー
オーク

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