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投稿日:2019年5月21日 | 最終更新日:2021年8月17日
これからキャンプを始めてみようとお考えの方、または知人に誘われてちょっと本格的な登山をすることになった方が、最初に悩むことがテントの選び方です。初心者の方にとっては、数多くあるテントの中から何を見て選べばいいのか…、恐らく検討もつかないことかではないかと思います。どんなテントの形状を選べばいいのか、どこを見れば雨風に強いテントということがわかるのか、低価格のテントではやっぱりだめなのか?などなど、キャンプ初心者の方であれば当然気になってしまう質問です。そこで今回は、キャンプ初心者向けにテントの種類を解説するところから始めていきたいと思います。さらに、利用する目的やシーンにあわせたテントの選び方、そしておすすめのテントメーカーをご紹介していきますので、ぜひあなたにぴったりのテントを見つけ出してくださいね。
テントの種類
テントと一言で言っても、様々な種類があることはなんとなくイメージが湧きますでしょうか?実際、これぞテントという屋根のような形をしたものから、グランピングやおしゃれなバーベキュー場を検索したときに最近よく見るようになった民族的な形をしたテントまで、いろいろな種類のテントが販売されています。まずはテントにどのような種類があるのか解説していきます。
ドームテント
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テントの種類の中でももっとも主流なのが、「ドームテント」と呼ばれるタイプです。その名の通りドームのような丸みを帯びた屋根の形をしており、一番オーソドックスなテントの種類と言うことができます。基本的な構造としては二本のポールをクロスさせ、曲げることでできる骨組みにテントを張る、というシンプルなものになっています。構造が簡単ということは、つまり組み立ても容易であるということが言えます。ドーム場の屋根のため、テント内の空間を広く使うことができたり、雨や風の影響も受けにくいといった特徴を持っています。組み立てが簡単、空間が広い、雨風にも強いなどの理由から、キャンプ場などでのレンタルテントには、このドームテントが使われていることが多いことも納得です。
ワンタッチテント※400
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テントの種類に「ワンタッチテント」と呼ばれるタイプのものがあります。せっかくキャンプに来たにも関わらず、テントの張り方がよくわからず1時間も2時間も苦戦してしまったのでは時間の無駄遣いになってしまいます。このワンタッチテントでしたら、数分で、中には数秒でテントを張れてしまうものがあり、テント張りに不安がある方におすすめのタイプと言えます。昔は、ワンタッチテントはインナーテントと呼ばれるテントが一枚のみのものが多く、紫外線や雨天に弱いと言われていましたが、最近のワンタッチテントではインナーテントとフライシートの二重構造になっているものもあり、紫外線や雨天に弱いという点が克服された商品が増えてきています。ワンタッチテントの多くが、雨傘を開くときと同じようなやり方でテントを張ることができ、女性一人でも簡単にできると人気が集まっています。また、女性だけでなく、テントの設営・収納の時間を可能な限り短縮し、その他のバーベキューや焚き火に時間を使いたいという要望を持った方にも人気のテントです。
ツールームテント
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テントと一緒によく利用されるアイテムに「タープ」と呼ばれるものがあります。簡単に言えばタープとは一枚のテントを柱や紐で張った屋根のことです。テント内は靴を脱いで入ることが多いため、タープがあると靴を履いたまま日光や雨を避けることができるため、食事をするときなどに重宝されるアイテムです。そしてそのタープがテントと一体になったものが、「ツールームテント」と呼ばれるタイプのテントです。わかりやすく言えば、寝室と土足で使えるリビングがセットになったテントということです。軒のように屋根だけついたタイプのものから、軒の側面が網やテントで囲まれたタイプのものもあります。側面がネットやテントで囲まれていると、食事をする際に夏場の虫除けに便利ですし、寒くなってきたときにテントを閉めれば防寒対策にもなります。
ワンポール(ティピー)テント
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最近キャンプを始めたいと思う方の多くが、このワンポール(ティピー)テントに泊まってみたいから!という理由をお持ちのようです。ワンポールテントはティピー型テントとも呼ばれています。ティピーとはネイティブアメリカンの住居のことで、1本のポールで吊った三角錐状のテントのことを言います。この民俗調の見た目が近年流行りのグランピングのコンセプトと重なり、おしゃれ・ラグジュアリーなテントとして人気を集めています。「1本のポール」で設営できるテントということで簡単なイメージがありますが、実際には紐とペグでテントを地面にバランスよく張らなければならないなど、少々癖のあるテントです。始めてのキャンプでワンポールテントを使うという方は、テント設営のために十分な時間を見込んでおくことをおすすめします。
ロッジ型テント
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小さな家のような形をした種類のテントがあります。それが「ロッジ型テント」です。側面が地面に対してほぼ垂直に立っているため、テント内の隅でも上の空間を十分に使うことができる広々とした居住空間が売りのタイプです。70年代頃までのテントのほとんどは、このロッジ型テントでした。その後雨風などの耐久性向上のために、ドームテントへと進化していったのです。ファミリーなどの大人数利用で、テント内で立つシーンが多い方にはこのロッジ型テントの広い居住空間がおすすめです。最近ではレトロで可愛い見た目のテントとして、あえてロッジ型テントを選択される方も増えてきています。テント面積が多いため、他のテントタイプよりも重量があり、収納・持ち運び面で負けてしまう場合もありますが、それを補って足りるほどの居住空間の広さが最大の魅力です。
特殊タイプテント
最後に、上にあげた5種類に当てはまらない特殊な形状をしたタイプのテントがあります。3ルームあるような大型のテントタイプや、インナーテントを外すことでスクリーンタープとして利用することができる複合機能型のテントなど、機能性面で様々な拡張がなされているのがこの特殊タイプテントです。中にはハンモックのように中空に吊り上げるタイプのテントもあります。特殊タイプテントは構造が複雑な場合が多く、それゆえ設営の難易度が他のテントタイプよりも上がってしまいますが、まるで家にいるかのような居住空間、快適さを追求される方は、複合的な機能が備わった特殊タイプテントを選択される傾向にあります。将来的に利用人数が増えるだろうから、将来的にタープが必要になると思うから、と先を見据えて機能的な特殊タイプテントを選ばれるのも良いかと思います。