夜の楽しみ!キャンプファイヤーのやり方(準備~片付け)を徹底解説

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キャンプファイヤーはキャンプの夜を彩る人気の催しです。かつては儀式として行われていた焚き火ですが、キャンプで実践してみると非日常的な魅力に取り込まれる人は多いです。

今回はそんなキャンプファイヤーの醍醐味と、実際に行う時の注意点を「準備・実践・片付け」の3段階に分けてご紹介していきます。これからキャンプファイヤーを始めてみたい人はぜひ今回の記事を参考にしながら、チャレンジしてみてください。

キャンプファイヤーを楽しもう!

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キャンプファイヤーは多くのキャンパーに親しまれている人気のプログラムです。火を扱うことから危険に思われがちですが、実際にやってみると多くの魅力を発見できます。キャンプファイヤーを行うことにどのような醍醐味があるのでしょうか?

キャンプファイヤーで家族・仲間と団らんを楽しむ

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キャンプファイヤーは多くの人と火を囲みながら語り合ったり、音楽に合わせて歌うなどして楽しみます。
日常生活で滅多に経験できない体験を皆と一緒に経験することで、さらに一体感が生まれることもキャンプファイヤーの特徴です。

また、普段はコミュニケーションが少ない、もっと話してみたいという相手がいても、キャンプファイヤーを通して会話のチャンスも生まれやすくなります。家族や仲間との絆を深めてくれるキャンプファイヤーを、ぜひキャンプに取り入れてみてください。

焚き火やキャンプファイヤーは癒し効果も抜群!

家族や仲間と団らんの時間を与えてくれるキャンプファイヤーは癒し効果も持っています。癒される理由は炎のゆらぎにあり、炎が燃えている波形は見ているだけで自然と安らいだ気分にさせてくれます。

また、ゆらぎを見ているとα波が増えることも判明しています。
炎が燃えている時の音は、人間が本来持っているリズムと同じだと言われています。そのため、普段日常でストレスを溜め込んでいる人にはキャンプで焚き火やキャンプファイヤーがおすすめです。

子どもに火の取り扱いを実体験で学ばせられる

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焚き火やキャンプファイヤーは大人がいなければセッティングは難しいもの。
子どもにとって炎は少し恐ろしく感じてしまうものですが、炎のゆらぎのリラックス効果を体験したり、家族や仲間と一緒に炎を囲むことで魅力を感じることができます。

特にキャンプファイヤーの準備を大人と一緒に行うことで、子どもは実体験を通した学びが得られます。
今の時代、ボタン1つで多くのことができてしまいますが、焚き火やキャンプファイヤーは準備や炎を長持ちさせるために多くの手順を重ね、工夫を凝らさなくてはなりません。大変ながらも、できた時の達成感が味わえることで、新鮮な気分と良い刺激を子どもたちに与えてくれます。

キャンプファイヤーのやり方~準備編~

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キャンプファイヤーは多くのアイテムを必要とし、準備も万全にしておかないと危険が生じてしまいます。今から紹介するキャンプファイヤーのやり方を確認し、安全な状況で楽しみましょう。

キャンプファイヤーに必要な道具を準備しよう

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キャンプファイヤーを行うためにはまず、必要なアイテムを用意しなければなりません。
必要なアイテムは

  • ・薪
  • ・着火剤
  • ・ライターやチャッカマン
  • ・火ばさみ、トング
  • ・火消し用の水
  • ・軍手

などです。

なかなか火が付かないという場合もあるので、新聞紙や灯油を用意しておくのも賢い選択です。
また、荷物は増えてしまいますが火を大きくしたり長持ちさせたりするために、火吹き棒を持参しておくと良いです。

薪に関しては現地で調達できるものではありますが、水分を吸っていて燃えにくい可能性があります。事前にホームセンターなどで購入しておくと安心です。

直火で焚き火できないキャンプ場は多い

地面に生い茂る芝や花・植物を保護するために、直火不可としているキャンプ場が多いです。

焚き火やキャンプファイヤーを行う予定の場合は、キャンプ場のHPで確認するか問い合わせするようにしましょう。直火不可でも焚き火台と耐熱シートを使用すれば可能なキャンプ場がほとんどです。また、キャンプ場によってはキャンプファイヤー専用サイトなどもあるのでチェックしておきましょう。

役割を決めておこう

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キャンプファイヤーでは役割を決めておくことで、より楽しめるようになります。
薪に火が付いたら、しばらくのあいだ火を管理する人が必要です。これはファイヤーキーパーと呼ばれる役割で、火力の調整と火の粉の飛散を防止していきます。

一方で楽しいキャンプファイヤーにするためには盛り上げ役も必要です。ゲームルールを説明したり、トークの話題を考えて参加者に振るといったアトラクションリーダーも重要になってきます。その他にも司会進行のエールマスターがいるとゲームの誘導をしやすく、充実した焚き火時間を楽しめるのでおすすめです。

キャンプファイヤーのやり方~実践編~

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キャンプファイヤーはやり方を間違えてしまうと自身が危険な目に遭ってしまうだけでなく、キャンプサイトを傷つけることにもつながり、はたまた他のキャンパーの迷惑にもなってしまいます。キャンプファイヤーを実践する時に気を付けるべきことは以下の5点です。

キャンプファイヤーを行う場所を決める

キャンプファイヤーを行う場合、キャンプ場から指定されている場所を使用します。
ただしキャンプ場によってはキャンプサイト自体で火熾しを禁止している場合もあるので、キャンプ場の注意事項にはよく目を通しておきましょう。キャンプ場の情報から分からない場合には管理側に問い合わせることも大事です。

薪の組み方

単に薪を置いて着火するだけでは安全なキャンプファイヤーにはつながりませんし、火も長持ちしません。焚き火には薪の最適な組み方があるので紹介しましょう。

井桁型

定番の井桁型は、薪を縦横交互に積んでいきます。この型は簡単に組むことができるので、初心者の方におすすめです。
一度着火すれば大きな炎となり、キャンプファイヤーを盛り上げてくれます。

閉じ傘型

閉じ傘型は、高く炎が上がる組み方です。傘のように薪を斜めに立てかけることで作れます。
一気に燃焼し、薪の消費量が多くなるので注意しましょう。

並列型

その他の組み方に、並列型というものがあります。
並列型1は一番下に1~2本の枕木を置き、その上に薪が平行、もしくは放射状になるよう並べていく方法です。この方法を実践すると雨が降った後の地面でも着火でき、安定した火力を維持できます。

着火の流れ

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キャンプファイヤーの着火は薪を組み、その中に入れた着火剤を点火することから始まります。着火剤がない場合は乾燥した小枝や枯れ葉、松ぼっくりなどを使用して着火することも可能です。

ただし、盛り上がるキャンプファイヤーにしたい場合はトーチを使って着火することもおすすめです。
トーチに着火し、組んだ薪に近づけることで着火できます。キャンプ参加者全員にトーチを回していけば、素敵な思い出にもなります。

着火させた後はトーチをそのまま薪に入れてもかまいません。その場合には組んだ薪が崩れたり、火の粉が飛び散ったりしないよう、慎重に入れてください。

安全対策も忘れずに!

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井桁型や閉じ傘型などの組み方は炎が大きく上がる傾向にあります。そのため、きちんと安全対策を行っていないと危険が生じてしまいます。
やるべき安全対策としては火の管理人であるファイヤーキーパーが軍手をして、近くにトングや火消し用の水が入ったバケツを置いておくこと、また薪を密閉できる缶を用意しておくことが挙げられます。

緊急で火を消したい場合には水を一気にかけたくなりますが、おすすめできません。
焚き火に直接水をかけてしまうと水蒸気と一緒に灰が上り、汚れてしまうからです。
焚き火台を用いた場合だと、水をかけることで急激に冷やされることにより起きる温度差から焚き火台が歪んでしまいます。

また、ファミリーキャンプの場合は、子どもが火のそばに行かないように注意を払うことも大事です。
風が強い日のキャンプファイヤーは危険なため、中止しましょう。

キャンプファイヤーを行う際に気を付けたいこと

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キャンプ場は基本的に静かな場所なので、小さい声で話をしていても周囲のキャンパーは気になってしまいます。ましてやキャンプファイヤーを行う夜は、特に静けさを感じる時間帯です。

周囲に他のキャンパーがいる場合、大きな声で盛り上がり迷惑をかけないようにしなければなりません。ゲームや合唱するアトラクションは止め、炎を見てゆらぎに癒されたり、静かに語り合ったりする時間を楽しむようにしてください。

また、キャンプファイヤーの火を雑に取り扱うことで、他のキャンパーに迷惑がかかることもあります。
安全に配慮し、キャンプ施設側の指示に従って適切に処理するようにしてください。

キャンプファイヤーのやり方~片付け編~

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火を扱うキャンプファイヤーは、片付けが終わるまで気を抜かないようにしましょう。
片付けの方法は以下を参考にしてみてください。
知識があるかないかで撤収にかかる時間も大きく変わってきますし、綺麗に後片付けすることができます。

燃え残った薪がないように燃やしきる

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燃えている薪を管理せずに放置するのは危険です。
場合によっては薪が崩れて火が芝生に移ったり、風が吹いて飛ばされてきたモノに引火したりする危険性もあります。
そのため、キャンプファイヤーでは基本的に燃え残りがないように、しっかりと薪を燃やしきることが大事です。

キャンプファイヤーを行う際は、就寝予定時間や帰宅予定時間から逆算して燃やし尽くすことを考えましょう。就寝や撤収時間の2時間前には薪の量を調節し、炎が大きい場合には火消し壺を使って薪を間引いたり、水を使って徐々に消すようにすると火消しがスムーズです。
完全に鎮火するまで焚き火から目を離さないようにしてください。

炭は決められた場所へ

炭となった薪をそのまま放置するのは厳禁です。
「炭は土に埋めれば自然に還る」と信じている人がいますが、まったくのウソです。
炭は地面に埋めても、放置しても自然に還ることはありません。

炭は適切な処分が必要となりますが、キャンプ場には炭を処分する場所がきちんと用意されていることがほとんどです。炭捨て場やゴミ置き場に持っていくなど、キャンプ場の決まりに沿って処分するようにしましょう。

また、焚き火をした後の場所には灰や小さな薪のかけらが落ちてしまいます。それらの跡もなかなか消えないので綺麗なキャンプ場を維持するためにも、焚き火用スコップですくって取るようにしてください。

火がなかなか消えない時は「火消し壺」が便利

どんどん火が小さくなっていく姿もキャンプファイヤーの醍醐味ではありますが、燃え尽きるのを待つ時間がもったいないという方は火消し壺を使うのがおすすめです。素早く火を消すためには酸素の供給を止めることが一番です。

火消し壺に炭を入れるだけで簡単に消火でき、水を使わなくても安全に消火できます。消火後の炭は次のキャンプで再利用できるというメリットもあります。

火消し壺を使用する際はサイズを確認し、蓋がきちんと閉まるかどうかを着火前に確認しておく必要があります。薪が飛び出て蓋が閉まらない場合には火消しの効果が機能しないので、薪を適度なサイズに切っておくと安心です。

キャンプファイヤーのやり方まとめ

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キャンプファイヤーではキャンプに参加する皆が集まり、コミュニケーションによってつながる大事な時間となります。
火の近くで過ごすことに危なそうだという意見や、炎が熱くて居心地が悪そうだと感じる人もいるかもしれません。
しかし、炎のゆらぎがもたらす癒し効果は日中アクティブを楽しみ疲れてしまった時に、心地良いリラックスタイムを届けてくれます。

ご紹介してきたように、キャンプファイヤーのやり方は準備と実践、片付けの3段階でそれぞれ注意すべきポイントがあります。
正しい知識を持っていることでキャンプファイヤーを安全かつ楽しいものにしてくれます。ぜひご紹介してきた内容を参考にしながら、最高のひと時を味わえるキャンプにしてみてください。

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この記事を書いた人 TAKIBI編集部

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