テントとタープ・シェルターのレイアウトは季節によって変えるのが吉!夏・冬のおすすめ設営術

投稿日:2021年3月10日 | 最終更新日:2021年8月18日

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キャンプをするにあたって必要なギアはいろいろありますが、何よりもまず必要になってくるのがテントです。
寝室としてなくてはならないものですよね。

ただ、これだけでは快適なキャンプはできません。
普段の生活を寝室だけで過ごすことはほとんどないと思います。
かなりの時間をリビングで過ごすのではないでしょうか?
キャンプも同様で、寝るとき以外に過ごすリビングスペースが必要になってきます。過ごしやすい季節で雨も降らないということであれば、テントの前にテーブルやキッチンスペースを作って過ごすのもありだと思いますが、キャンプでは突然の天候の変化はつきもの。
また、夏場の暑さや冬場の寒さも厳しいものがあります。

そんなときに活躍するのがタープやシェルターです。
今回の記事では、タープ・シェルターの使い方・種類や季節ごとのおすすめの組み合わせをお伝えしたいと思います。

キャンプにおけるタープ・シェルターの役割・使い方

出典:PIXTA

リビングスペースを雨から守ったり、日差しを遮ったり、快適な空間を作るためにあると便利なものがタープやシェルターです。

タープは一般的に2本のポールで立ち上げて、ロープをペグダウンするだけなので設営が非常に楽です。
遮光性の高いタープであれば、風通しも良く日陰もできるので、夏場でも過ごしやすい環境を作ってくれますし、雨も防いでくれます。
ただ、強風や横殴りの雨に弱い、冬場の冷気を防げないといった側面もあります。

一方、シェルターはテントと同様にフレーム構造になっています。
遮光性についてはタープと同様ですが、シェルターはタープのように下に隙間ができないので、完全に締め切ってしまえば、横殴りの雨でも中が濡れることはありません。
また、フレーム構造なので風にも強いです。
夏場は全面メッシュにすれば風も通りますし、虫の侵入をある程度防げるので、虫が苦手な方にとってはポイントが大きいかもしれません。
冬場も入口を全て閉めきれば冷気を遮断できます。
ただ、強いてデメリットを挙げるとすれば、タープよりも設営に時間がかかるという点になります。

タープにはどんな種類があるの?

一口にタープと言っても、いろいろな形状や大きさのものがあります。
キャンプをする人数やサイトの広さなど様々な条件に合わせて、どれが適切かを考えて選ぶと良いと思います。
それでは、タープの種類を見ていきましょう。

ヘキサタープ

六角形(ヘキサゴン)の中心を山型でおり、2本のポールとロープで張るオーソドックスなタイプのタープになります。
設営もしやすく、ファミリーにおすすめのタープです。

例:Snow Peak アメニティタープヘキサL

スノーピーク(snow peak) アメニティタープヘキサLセット TP-851SR

レクタタープ・スクエアタープ

長方形・正方形の中心を山型でおり、2本のメインポールと4本のサブポールとロープで張るタイプのタープです。
ヘキサタープと比べるとサイズが大きく、より広いスペースを確保できるので、グループでのキャンプに向いています。

例:Snow Peak アメニティタープレクタL

スノーピーク(snow peak) アメニティタープ レクタL セット TP-852S ブラウン L

ウイングタープ

2本のポールとロープで張る点はヘキサタープと同じですが、形が菱形をしており、その分大きさは小さくなります。
ソロキャンプやデュオキャンプにちょうどいいサイズになります。

例:LOGOS SNOOPY ウィングタープ

ロゴス(LOGOS) SNOOPY ウィングタープ 86001084 ブラウン (約)幅430×奥行440×高さ230cm

多角形タープ

例えば、スノーピークのHDタープシールドヘキサエヴォpro.など少し変わった形状のタープもあります。
このタープはレクタタープ並みに大きいですが、ポール2本とロープで張るヘキサタープとほぼ同じ張り方ができる、いわばヘキサタープとレクタタープの良いとこ取りをしたタープと言えます。

例:Snow Peak HDタープシールドヘキサエヴォpro.

スノーピーク(snow peak) HDタープ シールド ヘキサエヴォ Pro. TP-250R

シェルターにはどんな種類があるの?

別名スクリーンタープと言われることもありますが、ここではシェルターという呼び方に統一して説明します。
こちらもキャンプをする人数やレイアウトなどに合わせて適切なものを選んでいただければと思います。

メッシュシェルター

様々な大きさや形状のものがありますが、いずれもメッシュ部分を全開にすれば夏場は涼しく過ごせますし、メッシュ部分を閉め切って暖房器具を使えば冬場も快適に過ごすことができます。
フレーム構造なので風にも強いし、雨もシャットアウトできるのがタープとの違いです。
様々なシェルターがあるのでいくつか紹介します。

例:Snow Peak メッシュシェルター

スノーピーク(snow peak) メッシュシェルター TP-925

例:Snow Peak リビングシェル

スノーピーク(snow peak) テント リビングシェル [4人用]

ツーポールタープ

ポール2本で組み立てる形式のタープです。
スノーピークのランドステーションLなどがこのタイプになります。
スノーピークのカテゴリーではタープに分類されていますが、全ての面を閉じるとシェルターのようにも使用できるので、ここではシェルターの一種として扱います。
このタイプは、好きなところを開けたり、跳ね上げたり、レイアウトは人それぞれ自由にできるところが面白いです。
私自身もランドステーションLを所有していますが、まだまだ試したことのないレイアウトがたくさんあるので、とても楽しみな商品です。

例:Snow Peak ランドステーションL

スノーピーク(snow peak) タープ/R ランドステーション L TP-820 [6-8人用]

ツールームテント

スノーピークのランドロックやエントリー2ルームエルフィールドなどに代表されるリビングと寝室が一体となったテントです。
前室がリビング、後室が寝室になっているため、これ一つあればとりあえずキャンプできるというものになります。
ただ、前室にテーブルや椅子や荷物を置くと結構スペースを使うので、タープも併用してキッチンなどのスペースを分けて使うのがおすすめです。

例:Snow Peak エントリー2ルームエルフィールド

スノーピーク(snow peak) テント エントリー2ルーム エルフィールド TP-880 4人用

タープ・シェルターの選び方

出典:PIXTA

使い方や役割は結構似ているテントとシェルター。
ただ、それぞれ形状や設営の仕方が異なることもあり、選び方にもポイントがあります。

タープの選び方

基本的にはキャンプをする人数に応じたタープを選んでもらえれば大丈夫ですが、1点注意して欲しいのが、ロープを張ったときの占有面積です。
特に、区間サイトで張るときに隣のサイトにロープがはみ出てしまっては問題です。
ご自身が普段利用されるサイトに対応できるサイズのものを選びましょう。
なお、フリーサイトであれば、大型のタープでも周りの方の迷惑にならないように配慮すれば大丈夫です。

シェルターの選び方

テントと連結するケースが多いので、所有するテントに対応したシェルターの中から、キャンプをする人数に応じた広さのものを選ぶと良いでしょう。
タープのときのようにロープを張ったときの占有面積を考える必要はありませんが、テントと組み合わせたときのサイズが、普段利用されているサイトに収まるかだけは注意が必要です。
フリーサイトのときの考え方は、タープと同様です。

次のページ:実際にやってみたレイアウトをご紹介

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