投稿日:2020年7月24日 | 最終更新日:2021年8月18日
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いよいよ夏本番の季節がやってきました。
夏は外出していろいろと楽しみたいところですが、日本の夏の大敵といえば暑さ、その暑さと共に活動が活発になる「害虫」ですよね。
キャンプにおいても蚊やアブなどの虫は気になるところですが、虫よけ対策として古くから使用されてきたのが、「蚊取線香」です。
今回は、キャンプや家庭での蚊取線香の選び方やおすすめについてお伝えしたいと思います。
蚊取線香とは?
昔から「日本の夏といえば、緑の渦巻きから立ち上る煙の蚊取線香」というくらい夏の風物詩として愛用されてきました。
暑い夏。田舎へ帰省した時に感じた、蚊取線香の香りと蝉の鳴き声は、私自身今でも忘れることのできない思い出となっています。
その蚊取線香について、少しご説明をさせていただきたいと思います。
蚊取線香とは、植物の一種である除虫菊に含まれている殺虫成分を配合した線香のことです。
この除虫菊は、日本にはもともと自生しておらず、明治時代にアメリカより除虫菊の種子が持ち込まれたことが始まりとなっています。
蚊取線香の殺虫成分は、立ち上る煙にあると考えている方も多いと思いますが、煙にはほとんど殺虫成分は含まれておらず、線香が燃焼する時の熱によって有効成分が揮散し、蚊を含む害虫を駆除します。
蚊取線香の種類
定番渦巻き型
日本の夏、蚊取線香をイメージすると真っ先に出てくるのが、渦巻き型の蚊取線香です。
一般的に使用しているのがこのタイプの蚊取線香となります。
アロマタイプ渦巻き型
ラベンダーやローズといったアロマの香りと成分を加えたタイプの蚊取線香があります。
蚊取線香の香りが苦手という方には、殺虫効果を発揮するアロマタイプは適していますね。
極太渦巻き型
通常の蚊取線香より太いタイプのもので、林業や農業に従事する方々が、使用してきた蚊取線香です。殺虫効果が高いということで、キャンプなどのアウトドアで使用する方も増えています。
蚊取線香の殺虫効果
蚊取線香は、その名の通り、「蚊」を退治するためのものですが、蚊取線香の効果は、蚊にとどまらず、虫全般に効果を発揮します。
その為、家庭ではカブトムシやクワガタのような昆虫、熱帯魚や金魚に対しても毒性を発揮するので、虫かごや水槽にはカバーをするなど対処する必要があります。
また、蚊取線香は殺虫効果があると考えている方もいると思いますが、そうではありません。
蚊取線香の成分により、触れた虫は体が動かなくなり、蚊やハエなどの羽虫はそのまま落下します。
虫の体は動かすことで初めて呼吸ができるようになっており、蚊取線香のマヒ成分に触れることで体が動かなくなることで駆除することができます。
効果的な蚊取線香の設置場所
前述の通り、蚊取線香を効果的に使用するには、蚊取線香から揮発する殺虫成分が拡散されないようにする必要があります。
よって、蚊取線香を設置する場所や環境は、できるだけ高濃度を保てるような環境とする必要があります。
家での効果的な設置場所
■屋内
屋内では、「暑いから」と言って窓や玄関を開けて風通しを良くしがちですが、そうすると殺虫成分が外に出てしまい、効果が薄れてしまいます。
有効成分が外に出ないようにして、扇風機やクーラーを使用するほうが効果的です。
また、蚊の侵入を防ぐためには、ドアや窓の開け閉めが多い玄関や窓際に設置するようにしましょう。
■屋外(庭、ベランダなど)
風通しの良い場所では、蚊取線香の有効成分が薄まり、効果が発揮しずらくなります。
その為、屋外に設置する場合は複数箇所に設置するように心がけましょう。
蚊は暗い場所を好みますので、テーブルの下などの暗い場所に設置すると効果的です。
キャンプでの効果的な設置場所
キャンプは屋外でのレジャーとなりますので、庭やベランダと同様に複数箇所設置するように心がけましょう。
■テント周り
出来るだけ蚊が寄り付かないように四隅に蚊取線香を設置し、テント周りを囲うようにしましょう。
■タープ周り
テント周り同様、タープの四隅に蚊取線香を設置しましょう。
風向きによっては効果が弱まる場合があるので、風上側には重点的に設置するようにしましょう。
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