キャンプの遊びにおすすめ!スラックラインの魅力と上手に歩く練習方法

キャンプでは、BBQや水遊びなどをして楽しむ人が多いですが、近年はキャンプ場にアクティビティが用意されている場合もあります。特に近年は「スラックライン」に注目が集まっています。

今回は、スラックラインの魅力や上手に歩く練習方法などをご紹介します。スラックラインは自分でも用意できるアクティビティなので、キャンプ場など広めの場所で遊ぶ時はぜひチャレンジしてみましょう。

キャンプの遊びでも人気のスラックラインとは?

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キャンプの遊びで人気を集めているスラックラインとは、「ウェビング」と呼ばれるベルト状の細いヒモの上でバランスを取るスポーツです。伸縮性のある素材で行う綱渡りのような遊びが楽しめます。

1980年代にクライマーのアダム氏とジェフ氏によって考案され、「Slacklining(スラックライニング)」として世界に普及させました。2006年頃になると気軽に楽しめるセットも販売されるようになり、ヨーロッパからさらに広まっていったのです。現在は子どもから大人まで気軽に楽しめるスポーツとして親しまれています。

大人も子どもも夢中になれるスラックラインの魅力

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スラックラインは、大人も子どもも夢中になって楽しめるスポーツです。続いては、スラックラインの魅力をご紹介しましょう。

楽しくバランス感覚や体を鍛えられる

スラックラインにはバランス感覚の向上や腰痛の改善、インナーマッスルや柔軟性の強化など、様々な効果が期待できます。遊び間隔で鍛えられるため、運動が苦手な人でも取り組みやすいです。また、子どもにとっては運動能力の向上にもつながります。

屋外で行うことが一般的で、不規則な風を受けながらバランスを取らなければいけません。そのため、屋内で行うよりもバランス感覚を鍛えやすくなります。アクティビティ感覚で楽しく鍛えられる点はスラックラインの大きな魅力です。

集中力の強化になる

スラックラインは気軽に楽しめるスポーツではあるものの、高い集中力も必要です。集中力を失った途端、バランスを崩して落ちてしまいます。

基本的に好きな高さや長さにセットして遊びますが、その高さが高くなればなるほど、長くなればなるほど集中力も必要です。集中力を鍛えたい方にもおすすめのスポーツになっています。

メンタル面も鍛えられる

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木と木の間にラインを設置して、地上に落ちないようバランスを取っていきます。この時、少し高めに設置するだけで怖さを感じやすいものです。恐怖心から気持ちが乱れてしまい、バランスも崩れやすくなります。

スラックラインは「歩く瞑想」とも呼ばれており、気持ちを乱さず恐怖心に打ち勝つことも大切な要素になってきます。そのため、メンタル面も鍛えられるという魅力があります。

スラックラインに必要なもの

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スラックラインに必要なのはテープ状になっている専用のラインと、木を保護するための養生用ツリープロテクター、安全対策用の補助テープです。専用のラインは「ラチェット」と呼ばれている幅5cmのアイテムが主流となっていますが、初心者で楽しむ場合には幅15cmほどのものを選ぶと遊びやすくなります。

必須ではないものの、遊ぶ際にはソールがギザギザしていない、フラットソールの靴を選ぶようにしましょう。凹凸のあるトレッキングシューズなどで行うと、ソールがラインに引っ掛かりやすくなってしまいます。本格的に楽しみたい方にはフラットソールの靴も用意してください。

スラックラインの設置方法

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スラックラインの設置方法を詳しく解説していきます。キャンプ場に設置されていなくても、自分たちで設置して楽しみたい方はぜひ参考にしてみてください。

設置する木にタオルやツリープロテクターを巻く

まずは幹の太さが直径20cm以上ある木を探し、ツリープロテクターを巻きます。ツリープロテクターが無ければ、タオルで代用しても構いません。

初心者が始める場合には、設置する木の感覚が約5mからだと挑戦しやすくなります。養生する位置がラインを設置する高さになるため、膝下程度の位置に養生し、徐々にラインを高くしていきましょう。

スラックラインを木に巻き付けてテンションをかける

養生が完了したらスラックラインを木に巻き付けていきます。巻き付ける時はラインがV字になるように折ると、地面と平行に設置しやすくなります。反対側の木も同様に巻き付けていきましょう。

ラインをつないだら、次にテンション(張力)を掛けます。長い方のラインにラチェット(ロープを強く引っ張ったり緩めたりするための金具)を通し、2本のラインをつないで引っ張ります。巻き取りにはある程度限界があるため、たるみがある場合は自分で調整しましょう。

バックアップリーシュを取り付ける

最後に安全対策としてバックアップリーシュを取り付けます。取り付けるとラインが切れてしまった場合も、顔や体にラチェットが飛んでくる心配もありません。

また、キャンプ場によってはスラックラインが設置されていたり、設置する専用スペースがあったりします。その場合にはキャンプ場のルールを守ってスラックラインを楽しむようにしましょう。キャンプ場を決める際に、スラックラインが楽しめるキャンプ場なのか調べておくこともおすすめです。

スラックラインの基本動作の練習方法とコツ

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スラックラインではバランスをとってラインの上を歩きます。ここからは基本動作の練習方法とコツを4つご紹介しましょう。

片足立ちの練習

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片足立ちはスラックラインの基本動作の1つです。片足立ちをする時は手をバンザイするようにして、肩でバランスを取りながら膝を曲げます。また、向かいの木に視線を向けて、なるべく下を見ないようにすることも大切です。

初心者の場合はいきなり歩き出そうとせず、片足でラインに乗ったり下りたりする練習から始めてみましょう。慣れてきたら片足立ちの時間を長くしてみてください。

両足立ちの練習

ラインの上で足を入れ替えられるようになったら、両足立ちの練習をしてみましょう。地上では両足で立つのが当たり前ですが、ライン上では両足の方がバランスを崩しやすいです。

両足立ちでライン上に30秒乗れるように挑戦してみてください。バランスを崩しそうになったら片足立ちに変え、ラインから落ちないようにタイムを計ってみましょう。

ラインの上を歩く練習

片足立ちに慣れたら、次はラインの上を歩く練習をしてみましょう。靴一足分を目安に「足を入れ替える」ことを意識して歩いてみてください。おへそを前に出して体と木の幹が平行になることを意識しながら歩くのがコツです。

ラインの中心まで歩くと、ラインが緩くなりバランスを取るのがさらに難しくなります。中心まで歩いたら、焦らずに力を抜いてスラックラインに集中することが大切です。

後ろ向きで歩く練習

後ろ向きで歩く時は、視線を確保しづらく恐怖心に煽られやすいです。しかし、後ろ向きで歩く時にもリラックスして練習に励みましょう。

後ろ向きで歩く時もラインの上を歩く練習と同様に、歩くことよりも「足を入れ替える」ことを意識しながら行うのが上達へのコツです。後ろ向きに足を出したら、重心を移し替えるようなイメージで練習してみてください。

次のページ:スラックラインを始めるためのアイテムは?

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