本記事は一部にプロモーションを含みます
キャンプギアは経年や使用回数によって劣化してしまいます。
劣化してもキャンプギア自体に愛着が湧き、なかなか手放したくないと感じてしまう方は多いです。キャンプギアは補修することで再度使えるようになったり、寿命が延びたりもします。
そこで今回は、キャンプギアの補修に最適なシームテープについてメリットから貼り替え時の注意点、貼り替え手順などをご紹介していきます。キャンプギアの補修を検討していたり、寿命を延ばしたいと検討していたりするのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
キャンプで用意したいシームテープとは?
キャンプで用意しておくと便利なものとして、シームテープが挙げられます。シームテープとは、テントなどの防水素材の縫い目部分に用いられているテープで、シーリングテープやシームレステープとも呼ばれています。
防水素材が用いられていても、つなぎ合わせる縫い目には細かい穴が開いています。穴からは雨や風が入ってきてしまうので、侵入を防がなければなりません。
しかし、テープの劣化によって、割れたり剥がれたりすることもあります。劣化が進行すると元々備わっていた防水・防風機能がなくなってしまうためです。
もし、いつも通り張ったテントでも隙間風や水漏れが気になった場合にはテープ自体が劣化していないか確認してみてください。使用する前にチェックできればより安心です。劣化が見られた場合には、貼り替えも検討しましょう。
シームテープを使うメリット
シームテープは、ホームセンターやインターネットなどでも購入しやすいアイテムです。使用するとどんなメリットがあるのか解説していきましょう。
防水性を強化できる
シームテープを用いることで、キャンプギアの防水性が強化できます。どんな季節においても自然豊かな場所でのキャンプは、急な悪天候に見舞われてしまうことがあります。防水素材を使っているテントやレインウェアなどの防水性がなければ、濡れてしまい風邪を引いてしまう可能性も高いです。
防水素材の縫い目にしっかりと貼ることで、水漏れや浸水が防げるようになります。キャンプ前には必ずテントやレインウェアのテープが劣化していないか確認することをおすすめします。劣化していれば、貼り替えて防水性を強化しましょう。
愛用のキャンプギアを長持ちさせられる
防水素材を用いているキャンプギアはテントやタープ、レインウェアなど、ギアの中でも高価なものが多いです。高価で大切に使っていたキャンプギアであればあるほど、末永く使いたいですよね。愛用しているキャンプギアを長持ちさせるためにも、シームテープは活躍します。
そもそもキャンプギア自体は、劣化に強いものが多いです。しかし、テントやタープのつなぎ目に使われているシームテープは劣化してしまうので、定期的に張り替えを行ってください。そうすることで、修理に出さずとも愛用のキャンプギアを長持ちさせられます。
シームテープを貼り替える時の注意点
貼り替えは簡単ですが、いくつか注意してほしいことがあります。
ここからは、貼り替え時の注意点を3つご紹介していきます。
貼りすぎないようにする
防水素材を用いているキャンプギアの多くは、防水透湿性が高くなっています。
シームテープを貼りすぎてしまうことで湿気が外へ逃げにくくなり、内部が蒸れやすくなる原因となります。
また、シームテープを貼りすぎると手触りも悪くなり、重量も増えてしまいます。
アイロンで接着するタイプは生地と温度に要注意
種類によりますが、アイロンで接着するタイプも多く販売されています。アイロンで接着するのは簡単にできますが、熱に弱いポリエステルなどの化繊であった場合、生地が溶けて変形や変質してしまう可能性もあるので注意が必要です。
生地とアイロンの温度には十分に注意してください。
3~5年を目安に貼り直しをする
使用頻度によって劣化速度が異なりますが、おおよそ3~5年を目安に貼り直すことをおすすめします。シームテープが白く変色していたり、割れや剥がれが見られた場合は劣化している証拠。その場合は3~5年経過していなくても貼り替えてください。
テントのシームテープ貼り替えの手順
ここからは、テントのシームテープの貼り替え手順を紹介していきます。貼り替えを考えている方は参考にしてください。
全てのシームテープを剥がす
まずは、もともと付いている全てのシームテープを剥がします。シームテープを剥がした部分はゴミや糸くずなどが付着している場合があります。この時、綺麗に拭きとっておくと、上手く貼りやすくなります。
シームテープの必要な長さを確認する
シームテープは継ぎ足すように貼ると剥がれやすくなってしまうので、あらかじめ1本で貼れるようテープの必要な長さは確認しておいてください。テープ購入前に長さ確認をして、余裕を持って準備しておくことをおすすめします。
アイロンを使ってシームテープを貼り付け
アイロンを使って貼り付けます。アイロンを使う前に、シームテープの角を丸く切っておくと剥がれにくくなります。
貼り付ける場所にテープを置いて、その上から当布を置きましょう。
アイロンを直接テント生地やテープに当てると、生地やテープが溶けてしまうので気を付けてください。タオルやハンカチなど布を1枚用意するだけで防げるので、しっかりと用意しておきましょう。
テープの説明書にアイロンの設定温度についても記載されている場合がありますが、ほとんどが低温と指定されています。少しずつアイロンを当てながら貼り付けますが、10秒ほど押し当てるようにゆっくりと進めていきます。上手く貼りつかない場合には少しずつ温度を上げてみてください。
温度が高くなりすると溶けるので、あくまでも低温~中温の間で徐々に上げていくようにしましょう。しっかりと接着されているか確認しながら進めて、全て貼れば完了です。
キャンプギアの補修におすすめのシームテープ3選
シームテープは様々なブランドから登場しています。ここからは、キャンプギアの補修におすすめのシームテープを厳選して3つご紹介していきます。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) シームレステープ
CAPTAIN STAGのシームレステープは低価格でコスパの良い商品です。
長さは20m、幅20mmとなっているので、ほとんどのキャンプギアを補修できます。
透明色なのでどんなキャンプギアを補修する際にも活躍するので、1本持っておけば安心です。ポリエチレン製クロスには対応していないので注意してください。
ogawa(オガワ) シーリングテープ
ogawaのシーリングテープはテント用ですが、タープやザックなどの補修にも使用できる優れものです。老舗テントメーカーであるogawaから販売されているので、非常に安心感も高い商品です。透明色なのでキャンプギアの色を問わず活躍してくれます。
YNAK(ヤナケー) 3レイヤー トリコットシームテープ
YNAKの3レイヤー トリコットシームテープは、幅が20・25・30mmから選べるだけでなくカラーも7色と様々なキャンプギアに使いやすいようなラインナップを展開しています。
素材はナイロントリコット生地で若干厚みがあるので3レイヤーやゴアテックスなどの補修におすすめです。撥水加工されているテントには対応していませんが、様々なキャンプギアに用いられる便利なテープです。
キャンプギアの補修に最適なシームテープまとめ
今回は、キャンプギアを補修するのに最適なシームテープについてご紹介してきました。キャンプギアは使えば使うほど愛着が湧いてくるので、長く愛用したいもの。
しかし、長く使っていれば徐々に不具合が発生することも少なくありません。
シームテープは劣化するものなので、あらかじめ貼り替えが必要なキャンプギアを把握しておくと安心です。3~5年での貼り替え以外にも定期的なメンテナンスとしてテープの劣化具合をチェックしておくことで、高い防水性を維持したままギアの寿命を延ばすことができます。