投稿日:2021年1月23日 | 最終更新日:2021年8月18日
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キャンプ場での水の管理。皆さんはどうしていますか?
飲用、調理用、手洗い用、様々な場面で必要となる「水」。
しかし、自分のサイトから水場が遠かったりすると不便だったり、屋外に設置されている水道設備がゆえに、衛生面が気になる方もいらっしゃるかと思います。そこで今回はキャンプをするなら覚えておきたい、ウォータージャグなどを使った水の確保や管理についてご紹介したいと思います。
キャンプでは水を用意する必要がある?
管理されているキャンプ場であれば、ほとんどの場合、水道設備が備わっているため水の確保にはさほど困ることはないでしょう。
ですが、水を上手に管理することで、キャンプをより快適に過ごすことができます。
キャンプ場では水道設備が備わっていると言いましたが、キャンプ場によっては水道設備の数や管理はまちまち。
テントサイト内に水道設備が備わっているキャンプ場もあれば、キャンプ場内に数か所しかない場合もあります。
そのためキャンプサイトの場所によっては水場から距離が離れており、水を利用するのにキャンプサイトと水場を数十メートル往復なんてこともあります。
また、日本の水道水には水質基準が定められているため、飲み水として飲用することができますが、キャンプ場の水道設備は屋外に施設されていることが多く、衛生面を気にされる方もいるのではないでしょうか。
そのため水の確保はキャンプを快適に過ごすためにもとても重要です。
水はどのくらい必要?
キャンプでは飲用、調理用、手洗い用など様々な場面で水を利用します。
我が家では飲用、調理用にはペットボトルの飲料水、それ以外はキャンプ場の水道水と、用途によって使い分けるようにしています。
飲用、調理用として使用するペットボトルの水は、料理するものにもよりますが、一泊二日のキャンプで1人当たり2L程度を目安としています。
キャンプで定番のカレーやパスタなど水を多く使用する料理をする場合は多めに用意しておくと安心ですよ。
キャンプで水を確保する方法
キャンプ場で水を確保する方法はいくつかに分かれると思いますが、水が必要なときに毎回炊事場に行くのは少し大変ですよね。そんな時はペットボトルやウォータージャグがあるととても便利です。
あると安心!ペットボトル飲料水
我が家では手洗いや食器洗いなどにはキャンプ場の水道水を利用しますが、飲用、調理用にはペットボトル飲料水を使うなど用途に応じて使い分けています。
キャンプ場の水道水はもちろん直接飲むことも可能ですが、屋外に設置されているため、どうしても衛生面が気になってしまいます。
・道中のコンビニやスーパーなどで簡単に入手できる。
・万が一足りなくなった場合はキャンプ場の売店や自販機でも購入できる。
・保冷剤代わりになる。
・使用後はゴミが出る。
我が家では自宅で凍らせたペットボトルを保冷剤代わりにクーラーボックスに入れ、溶けたら飲用、調理用として利用しています。
写真は500mlの凍らせた麦茶と食材です。
夏になると様々な冷凍可能ペットボトル飲料が販売されているので、2Lのお水以外に何本か持っていくと便利です。
注)水は凍らせると体積が増えるため、ペットボトルの破損を防止するためにも、凍らせる前にコップ一杯分くらい(2Lの場合)の水を出しておきましょう。
キャンプといったら焚き火ですが、心配なのが火事です。
燃やしすぎて大きな炎になってしまったり、火の粉が飛んできて洋服やキャンプ用品に燃え移ってしまう危険があります。
すぐに消火できるよう、焚き火の近くに消火用のペットボトルを置いておくと安心です。
「水場が遠い場所に…」そんな時にあると便利!ウォータージャグ(ウォータータンク)。
サイトと水場が離れている場合は手を洗いに行くだけでも面倒に感じます。
キャンプではテントの設営などで手も汚れやすく、また料理や洗い物などでも水は頻繁に使用します。
すぐ手元に水があったら便利ですよね?そんな時はウォータージャグを用意しておくと便利です。
・どこでも水道の蛇口のように使える。
・水場を何度も往復する手間を省ける。
・キャンプ以外でも非常時の水の確保に利用できる。
・大容量のタンクに目いっぱい水を入れてしまうと重くて運ぶのが大変。
・ソフトタイプだと容量が少ない場合が多く、水の補給回数が増える。
注)ウォータージャグで手を洗う場合、下にバケツなど水受けを設置することで水跳ねを抑えたり、地面も汚れにくくできます。
保冷保温するなら水筒(ポット)
保冷、保温機能の水筒やポットを用意すれば、欲しい時に冷たい、温かい飲み物を飲むことができます。
特に寒い時期のキャンプでは体が冷えるため、温かい飲み物が飲みたくなりますよね。
その都度、ケトルでお湯を沸かすのも面倒ですし沸くまで時間もかかります。
写真のようなカセットコンロを使用している場合、CB缶(カセットボンベ)は気温10度を下回ると気化しにくくなり、5度を下回るとほぼ気化しません。
寒い時期の早朝にいざお湯を沸かそうとしてもカセットコンロが使えないなんてこともあるため、前日のうちにお湯を保温ポットや水筒に移しておくといいでしょう。
メリット
・湯沸かしの回数を減らすことができる。
・水筒はキャンプ以外でも使う出番がある。
デメリット
・保温・保冷性能に優れるものは高価格。
ウォータージャグの種類と選び方
ウォータージャグにはハードタイプとソフトタイプがあり、それぞれメリットが違います。
ハードタイプ
ハードタイプはガラス製やステンレス製などもあるので自分に合ったものを選びましょう。
ガラス製
透明で中身が見えるのでカラフルな映え写真を撮りたい方にオススメ。
フルーツを入れたり、ハーブを入れたり、入れるものによって毎回見た目も味も楽しむことができます。
保冷はできないので、キャンプ場でロックアイスを買って入れるか、キャンプ場近くのコンビニへ行き、冷凍フルーツを買って氷がわりに入れると美味しいフルーツ水の出来上がり!
ガラス製なので、車の中に積まれた他のキャンプ用品に当たって割れないよう、クッション材やケースを用いて大事に持ち運びしてください。
ステンレス製
ステンレス製のジャグは1万円を超えるものが多いですが、それぞれの製品に値段だけの価値があると思います。
ステンレスは主張するタイプのジャグではないため、手持ちのテントやギアの色味などの邪魔をすることなくテントサイトに馴染みやすいです。
スポーツドリンク対応ジャグ
夏場、水分補給に欠かせないスポーツドリンク。
しかしながら、塩分を多く含んだ酸性の飲み物を入れると、容器の金属が錆びてしまったり溶け出してしまう恐れがあります。
スポーツドリンクに対応している専用のジャグを使えば、暑い夏に素早く塩分補給をすることができます。
ポリタンク
大容量なので、飲み水はもちろん、手洗いや食器を洗う時にも使えます。
ただし、大きいので積載に余裕がないと持ち物リストから外れやすいキャンプ用品。
持っていったとしても、キャンプ場の洗い場で水道水をポリタンクに入れて、自分のサイトまで持ってくるのは大変なので、キャリーに乗せて運ぶようにしましょう。
ソフトタイプ
折り畳み式
折り畳みできる軽量ジャグ。我が家が使っているのはこのタイプです。
約5リットルの容器なので女性や子どもでも持ち運びできる重さで使いやすいです。
ウォーターバック
購入しやすいお手頃価格。マチ付きなので水を入れたら自立しますが、少なくなってくると倒れてくることも。
上部の手提げ部分をランタンハンガーなどに引っ掛けておくと最後まで使えます。
まとめ
キャンプでの水の確保には、飲み水はペットボトルや水筒、それ以外はウォータージャグを活用すれば非常に便利です。
また、夏は水分補給と同時に塩分も補えるスポーツドリンク対応のジャグを用意し、冬は温かい飲み物がすぐに飲める保温効果のある水筒を使用するなど、季節を考慮するとより良いですね。
車で行く場合、徒歩やバイクで行く場合とではキャンプギアの積載量も大きく変わってきます。
自分のキャンプスタイルと照らし合わせながら、ジャグや水筒のサイズも吟味して選んでみてください。