冬キャンプの寒さ対策で押さえておきたいポイントとは?

投稿日:2021年1月24日 | 最終更新日:2021年8月18日

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キャンプデビューして春から秋シーズンを楽しむと、次にやってくる冬シーズン。
寒そうだけど夜は寝れる?一日外で風邪引かない?と、寒さのせいでハードルが上がりがちですよね。

そんな冬キャンプですが、しっかり準備をすれば大丈夫!冬キャンデビューに向けて、寒さ対策をご紹介します!

冬キャンプに適した服装は?

寒い冬の屋外でも、服装をきちんと揃えておけば快適・あたたかく過ごせます。
ポイントは「レイヤリング」重ね着をしていきましょう。

インナーには保温・透湿効果のあるものがベスト!

ユニクロのヒートテックが有名で入手しやすいですが、登山用のインナーは、更に高機能。保温性はもちろん、動いていて汗ばんできても、高い透湿性能で汗や熱気を逃がし、身体の冷えを抑えてくれます。

高い保温性と透湿効果がポイントの「メリノウール」素材のニットがおすすめ!

インナーの上に着るのはメリノウール素材のウェアがおすすめです!
化学繊維のものよりも水に弱いデメリットはありますが、高い保温性と透湿効果とともに防臭効果もあり、天然繊維ならではのやさしい着心地は大きなメリット。
比較的値段が高めなものが多いですが、トップスはユニクロや無印良品でも購入できますね。
見た目は普通のニットなので、普段使いしやすいのも嬉しいポイント。

ここまでの2着で保温効果が高まっていますので、この後は保温・防風性能を重ねて行きつつ、動いて暑くなった時に脱ぎやすく体温調整しやすいものを選びましょう。
暑いまま我慢して汗をかきつづけると透湿効果も限界を超えて冷えてしまい、最後には風邪をひいてしまいます。

ライトアウターはフリース素材を選ぶと吉!

そこでおすすめは、トップスにはフルジップのフリース素材のジャケット。
空気の層をつくる事で、保温性を更に高めます。その際、手首から冷気が入ってこないようにリブなどが付いているものがおすすめ。キャンプ中の作業や手を洗う時にも袖をまくりやすく機能的です。

アウターはダウン系で決まり!

その上から気温に合わせてダウンベストやダウンジャケットを着れば冬のキャンプスタイルの完成!焚き火の際には難燃素材のポンチョなどをはおれば、火の粉からダウンを守りながら焚き火の暖かさを満喫できます。

最近は難燃素材を使用したダウンジャケットもありますので、それらを選ぶのもひとつですね。

また、最近はポータブルバッテリーで動くヒーター内蔵のウェアも。

貼るカイロを使うのと同様のように思えますが、オンオフが切り替えれるので寒い時はヒーターをオン、暑くなればオフにするなど体温調節がやりやすいのは大きなポイント。カイロを貼ったけど暑くて…という事が無くなります。

女性には腰があたたかいダウンの巻きスカートもおすすめです!

足元の防寒も忘れずに!

そして、冬の冷気は足下からも。厚い靴下と、ボアや中綿仕様のウィンターブーツなど、足首まで覆えるものがベストです。

テント内では厚手のルームシューズやブーツを履けば、テント内でも足元あったかですね。さて、服のレイヤリングをまとめると…

冬キャンプに適した服装リスト
1.下着・ヒートテックや登山用の機能性インナー
2.肌着・メリノウールのニット
3.トップス・フリース素材など厚手のもの
4.アウター・ダウンジャケットなど
5.アウター2・焚き火用の難燃性素材のポンチョなど
6.ネックウォーマー、手袋、厚手の靴下と冬用ブーツも忘れずに

インナーが肌に張り付くほど汗をかいてしまったら、冷える前に着替えるのがベスト。インナーは何枚か替えがあると安心です。

じっとしていたら寒いですが、動くと案外暑くなってきます。汗冷えしないためにも体温調整しやすい服装を選びましょう!

テント内の寒さ対策のポイントは?

外では万全の服装をしていても、テントの中では上着を脱いで寛ぎたいですよね。

テントの中の寒さ対策も基本はレイヤリング!
断熱素材と空気の層のある素材を重ねて冷気を防ぎ、保温していきましょう。

テントの防寒対策はレイヤーが肝!

出典:PIXTA

まずはテント自体について。
テントの幕が一枚よりも2枚、3枚の方が空気の層ができて居住空間に冷気が入りにくくなります。
ですので、テントは大きな幕の下に居住テントを張るカンガルースタイルがおすすめ!そんな大きな幕ないよ…という場合は、風上に向かってタープを立てて風を防ぐのも有効です。

地面からの冷えにはアルミシートが有効!

設営の際にはグランドシートの上に遮熱性能のあるアルミシートを敷きましょう。重ねて敷くと更に地面からの冷気をカットできます!

テントの室内にはキルティングのラグなど空気の層があるマットや毛足の長いマットを敷きましょう。
空気の層を作ればOKなので重ねて敷くと更に効果アップ!高価ですが密度の高いウールの「ギャベ」があると手触り(足触り?)もよく、保温性も高いのでおすすめです。

大容量のバッテリーや電源サイトの場合は電気カーペットがマストアイテムですね!

冬キャンプ必須のストーブは使用に注意!

冬キャンプの暖房といえばまず思いつくストーブは、石油ストーブやCD缶で使えるガスストーブ、薪ストーブなど色々な種類があります。

カセットボンベで使えるストーブ「iwatani マイ暖」

どれもに共通する大事なポイントは「換気」です。「ベンチレーションは常に空ける」「定期的に空気を入れ替える」「一酸化炭素チェッカーを置く」などの対策を行いましょう。
電源サイトであれば電気ストーブが使えますが、燃料系のストーブよりも暖房性能は劣ります。

また、薪ストーブのテント内使用は多くのメーカーで奨励されていませんので、テントとストーブの説明書をよく確認し、自己責任での使用となります。

石油ストーブをメイン暖房に使う場合は、上にヤカンを置いてお湯を沸かすのが定番!
乾燥しがちな冬の野外を潤してくれる上に、お湯が贅沢に使える嬉しさもあります。
あたたかな飲み物がいつでも作れ、寝る時には湯たんぽの準備がすぐできますね。
小さいお子さんがいると石油ストーブはややハードルが高め。
キャンプの参加メンバーに合わせて暖房をセレクトしましょう!

安全面を重視した防寒対策ならポータブル電源や電源サイトがおすすめ!

外で焚き火をして、テントの中で主に過ごすのは寝るときだけなら、電気カーペット+電気毛布のコンビが良いでしょう。一酸化炭素中毒の心配もなく、安全面を重視する方はこちらがおすすめです!

万全の寒さ対策で快適な寝床をつくろう!

冬キャンプの大きな心配事といえば、「寒くて寝れなかったらどうしよう…それに風邪ひかない?」問題ですよね。
ですが、しっかり準備をしていればこちらも大丈夫!

冷えた地面から離れることができる「ハイコット」を活用しよう!

快適に寝るための冬のマストアイテムは「ハイコット」です。
地面から距離をしっかりとる事で、寝ている時に地面からくる寒さを防ぎます。

コットの上にクローズドセルマットレスを敷くと更に効果的。適度な固さのあるクッションで寝心地をアップしてくれる上、遮熱性もあるので更に冷気を防いでくれます。これでベッドは完成ですね。

ちなみにエアマットは中の空気が冷やされて、寝ていて寒いのでおすすめしません…!

シュラフは冬用の「マミー型」がおすすめ!

冬キャンプで使用するシュラフは、特に快適温度に注意して、0度以下に対応したものがベターです。

コールマンのマルチレイヤースリーピングバッグのように、脱着可能なオールシーズン使えるものもありますね。

しかし、冬キャンプで使用するシュラフは封筒型よりも、温度を逃しにくいマミー型がおすすめです。

就寝時の更なる防寒対策「湯たんぽ」や「電気毛布」があれば完璧!

更なる防寒対策としてシュラフをあたためる「湯たんぽ」か「電気毛布」があると良いでしょう。
寝る30分ぐらい前に、シュラフの中へ湯たんぽを入れておくと、入った瞬間からあたたかく、すぐにぐっすり眠ることができますよ。

お湯を沸かすのが面倒で、電源のある方は電気毛布がおすすめ!
ポータブル電源を使う場合、中くらいの暖かさの必要電力を20Wとすると、朝までの8時間で約160wh以上の電力を用意しましょう。寝袋に合わせてサイズは要確認です!

ポイントをおさえて快適に冬キャンプをしよう!

photo by:SPRINGFED

さて、それではポイントをいくつかまとめてみましょう。

冬キャンプ快適に過ごすポイント!
1.服装の基本はレイヤリング!高性能なインナーとメリノウールの服をベースに脱ぎ着しやすい重ね着をしよう
2.ヒーター内蔵のウェアを選ぶと更に暖かさ倍増!
3.汗をかきすぎたら汗冷えして風邪をひくので、冬でも着替えをしっかり準備をテントにもレイヤリングを!
4.カンガルースタイルだと雪が降っても安心
5.ストーブをテント内で使う際には換気に注意。一酸化炭素チェッカーも必須です
6.寒い冬でも、コット・高性能シュラフ・湯たんぽor電気毛布があればぬくぬく安眠!
7.どうしても寒い場合は無理せず車や管理事務所など暖房のある場所に避難を!無理は命に関わります!

装備をしっかり整えれば、決してハードルは高くない冬キャンプ。
しっかり寒さ対策をして冬キャンプを楽しみましょう!

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この記事を書いた人 いちにのやっぴー

自然を楽しみ、ちょっとした手間や不便もたのしむ!でもがんばりすぎず、ゆるりと楽しむアウトドアを家族で模索中。 いちにのキャンプ https://ichinino.camp WJAA(ブクログ)https://booklog.jp/author/wjaa-japan  

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