焚き火の歴史から薪の組み方まで解説していくよ

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投稿日:2019年6月3日 | 最終更新日:2021年8月17日

楽に焚き火をしたい


Instagram:@swgc.jk

焚き火の代名詞となるキャンプは自然を楽しむものですので本来は面倒くさいものです。それをなるべく楽にしたいとはお門違いといいたいところですが、そこは何でもより楽に便利に快適にということで人類は発展してきたという歴史もあることですので、ここではなるべく楽に焚き火をおこし、楽しむ方法をご紹介したいと思います。

まずは、チャッカマンやライター、ファイヤースターターなどを用意します。
これに燃え上がりやすいティッシュや新聞紙、麻紐を繊維状にほぐしたもの、乾燥させた金たわしなどを用意します。次にあおぐためのうちわや火吹き棒などを用意します。薪はなるべく乾いたもの、細いものから中ぐらい、太いものまで用意します。

更に焚き火台を用意します。そもそも地面はだいたいの場合湿っており、焚き火台があった方が楽に火がつきやすいです。まず紙類を着火材として火を燃やし、麻紐や金たわしなどに更に点火させて火床の温度を高めます。

そこからあらかじめ組んだ薪に着火させます。うちわや火吹き棒で火力を強めます。薪を細いものから順番にくべていきます。薪は一度にたくさんくべず、少しずつ量を増やしていきます。組んだ薪が燃え上がればあとは焚き火が安定します。楽に焚き火ができますよ。

薪の組み方

薪の組み方ですが、それぞれにメリットがありますのでひとつずつ見ていきましょう。まず、

合掌型・開き傘

細かな細い薪を積んだ上に太めの薪を放射線状に軽く積んでいくやり方です。着火性が高く、炎が小さく長く燃えますので、薪を無駄に使うことが少なく、焚き火のもっとも基本的な組み方です。次に、並列型・枕組ですが、この方法は2本の薪を枕のように置いてその上に並列に二段並べて地面と薪の間に空間を作る方法で、悪天候の影響を受けにくいのが特徴です。

合掌型・閉じ傘

先に述べました合掌型・開き傘の変形で、太めの薪を放射線状に立てて組んでいく方法です。この方法は着火が悪いのですが、燃え進むにつれて薪が崩れ、比較的燃焼時間の短い組み方です。

井桁型・研修道式

最後の組み方は大きな火柱をつくりたい時に向いており、おなじみのキャンプファイヤーなどでよくつかわれています。横2本、縦2本を「井」の形に交互に組んで、間にもう一本組んで作る方法です。それぞれにメリットデメリットがあります。いろいろ試して焚き火を楽しんでください。

まとめ


Instagram:@nitchan.69

昔は家の庭や海岸などところどころで普通に焚き火が見られ、家のゴミの焼却を兼ねて、ついでに焼き芋を焼いたものでした。時代が変り、ダイオキシンなどの問題で家庭ごみを簡単に燃やすことができなくなり、焚き火から出る煙などに向けられる目も厳しくなりました。
地面の上でゴミと一緒に焼いた焼き芋など衛生上の観点からも子供にたべさせることも敬遠されるようになりました。今では誰もがとこでも簡単に焚き火することは難しくなっています。

しかし、逆にキャンプ設備などは昔と比べて整ってきていますし、焚き火や焚き火台、ファイヤースターターなどが防災の観点から注目を集めるなど以前に比べて焚き火が別の意味で見直されるようにもなってきています。

近年の温暖化などによる気候変動や日本の火山・地震活動の活発化などで災害が増え、停電やガス漏れ、水道管破裂などで電気、ガス、水が使えない場合を想定し、準備をしておこうということです。薪をくべて火をおこす、もっとも原始的な火である焚き火は科学が発達した今後も決してなくなることはないでしょう。

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