【岡山県】小森キャンプ村は唯一無二!不便を楽しむ手作りキャンプ場

投稿日:2019年8月12日 | 最終更新日:2023年5月2日

本記事は一部にプロモーションを含みます

2011年に小森オートキャンプ場から別経営で完全分離したキャンプ場です。
旭川支流の豊岡川沿いにあり、テントサイトの目の前に川が流れているので大人も子供も水着で楽しめる湖畔キャンプ場。
夏の川遊びが一番人気でお盆の時期は予約でいっぱいになるそうです。
また、6月はホタルがたくさん飛んでいるようでこの時期もリピーターのお客様が多いそうです。
デイキャンプも含めて必ず予約をしてから行ってくださいね。

小森キャンプ村へのアクセス

小森キャンプ村

【小森キャンプ村】
岡山県加賀郡吉備中央町小森
予約:080-2937-9606
公式サイト:小森キャンプ村

丁度岡山県の中央あたりに位置しています。
岡山方面から国道429号を北上、小森トンネル手前を右折、手前に【小森オートキャンプ場】の入り口がありますがそこを通り過ぎた先にある黄色い看板が入り口です。
手前のキャンプ場と間違える方が多いそうなのでご注意ください。

小森キャンプ村入口

サイト情報

オートキャンプサイト

オートキャンプサイト

1~4番は3m×3mの小さなサイズ。
5~10番はそれよりも大きな長方形のサイズですが、見た感じ我が家の持っている最近の大型テントの設営は難しいと感じました。
今回は3家族のグループキャンプだったので、6~8番を利用させて頂きました。
受付から一番近く、川へ降りるのも楽で、一番広く確保できる場所ではありますが、車は2台が限界で大きめのタープを中央に空いた場所にケシュアを3つ設営してなんとか入りました。
木陰はあまりなく、日が出るととたんに暑くなりました。

テント

フリーサイト

フリーサイト

石と木の板でできた橋を渡って川の向うにあるフリースペースのサイトです。
人の出入りが少なく静かな時間が過ごせると、「ここにしか泊まりたくない」とリピーターの多い場所ですが、キャリアカートも使えないので荷物は最小限をおすすめします。
大雨などで川の増水が考えられるときは閉鎖するそうです。

石と木の板でできた橋

低料金
キャンプ
テント  1泊 1100円(10:30~翌10;00)
コテージ 1泊 2200円~2500円
デイキャンプ
入場料 一人150円(小学生未満は無料)

週末は管理人さんが土曜日の午後ぐらいからいらっしゃるので受付と支払いをします。
平日は管理人さんが不在のことが多いので、予約の際に段取りを確認してくださいね!

電気も水道もありません

なんとこのキャンプ場…電気や水道がきていません。
昔は電気や水道があったそうですが、キャンプ場をやめて栗林にするつもりでとめてしまったそうです。しかし、「ここで自然遊びができなくなると悲しむ人が出てくるのではないか」とオーナーさんの意向が変わり、電気も水道もないけれどキャンプ村として維持していこうと決断されたそうです。

事前に子供たちに伝えると、
水道がない?
電気もない?
え?どうするの?
とっても良い反応が返ってきました!!
1泊して帰宅後「キャンプ場どうだった?」と聞くと「トイレは…」と苦笑いはあったものの「また行きたい!」って喜んでいました。
子供が喜んだポイントをまとめていこうと思います。

川遊び

このキャンプ場の最大の魅力は川遊びです。

川遊び

豪雨の度に崩壊を繰り返し、現在3代目のこのいかだに乗ってこいでみたり、飛び降りたり…朝から夕方までずーっと遊んでいました。
小さな魚もたくさん泳いでいて、見ているだけで癒されます。
川の流れは穏やかで、万が一流されてもコンクリートで堰止めされているので見渡せる範囲で遊べて安心です。
しかし、急に深くなって足がつかなくなりますので、子供には浮輪かライフジャケットを身につけて、小さなお子様からは絶対に目を離さないようにして下さい。

井戸水

井戸水

水着を着替えたので洗おうと炊事場を探しますが、かつての炊事場らしき場所に蛇口はなく…もちろん水は出ません。
初めに説明があったように井戸水をくみ上げなければいきません。
教えてもらったようにするととても冷たい水がすごい水量で出てくる出てくる!面白くてポンプをこぐのですが…気づきました。ポンプをこいでると水着が洗えない。水着を洗おうと手を止めて洗い場に行くと水が止まる。
「え?どうしたらいいの?」としばらくフリーズ状態に。
遊んでいた息子に「手伝って!」と声をかけて、その場にいた子供の友達も全員参加でポンプをこいでもらってみんなでお手伝い。
どこに触れることもなくセンサーで水道水が出るこの令和の時代に、水一つでこんなに手間がかかるなんて子供たちは絶対知らないし、私たち親世代も蛇口はありましたからここまでの不便は味わったことないですね。
井戸水は協力しないと絶対に成り立たないのですね。

井戸水

でも、管理人さんは優しいです。
ソロで来られる人のために洗い物専用の蛇口を用意してくれました。
ここにポンプの水を溜めておけば蛇口ひねれば一人で洗い物可能になりました!(飲み水としては不可です)

五右衛門風呂

五右衛門風呂

子供たちに体験してもらおうと大量に薪を持って行ったのですが、この日はあまりにも暑くてお風呂を沸かす体力も入る側の子供も嫌がり断念。
予約は不要で入りたいときに入ったらいいそうです。
浴室に蛇口はないので風呂に水を張るのは井戸水をバケツにくんでバケツリレー方式で溜めます。
その後外から薪に火をつけてお湯にします。
管理人さんから聞いたワンポイントアドバイスは…
・水は半分ぐらいしか入れない。
・お湯はちょうどいいと思っても温度の上昇を止めらないので浴槽に水を持って入って中で調整する

薪を持参した場合は無料です。薪は500円で購入することも可能ですので是非体験してみてください。

五右衛門風呂

花火

花火

夜は河原におりて手持ち花火しました。
私が子供のころは家の前の田んぼの近くでよく花火をしていましたが、近所迷惑も考えて子供達にはあまりさせていなかったです。
焚き火などをしているので火には慣れていると思っていたのですが、いざやってみると「こっちに向けるな!」「危ないよ!」と、楽しむどころかしばらく友達同士怒鳴りあいでした(笑)
経験したことがないだけで慣れれば大丈夫。花火の楽しさを理解してからは仲良く遊んでいました。

トイレ

びっくりするぐらい虫が多かったです。
昼間は見たことのない特大のバッタに子供たち大興奮でしたが、夜になり灯りに集まる虫の量に本当に驚きました。
ブヨに刺された人は今回いなかったですが、虫が苦手な人はしっかりと対策されていた方がいいです。
また、トイレはボットントイレなので、気になる方は少し殺虫剤を吹いてから入るのも1つの方法かと思います!

とにかくキャンプが好きな管理人さん

小森キャンプ村

2011年に1つだったキャンプ場を分離して【小森キャンプ村】としてオープンし、2016年頃から今の管理人になられたそうです。
とってもキャンプがお好きなようで、管理棟でお話ししていてもずっと笑顔だったのが印象的な方です。

その管理人さんが「キャンプ道具の真価が問われるよ」と言われたのが印象的でした。
一番重要なトイレと井戸水は用意してくださっていますが、基本電気・水がないのでプチサバイバル状態です。
その状態で何が必要で何が必要でないかはっきり分かってきます。
私は不要だなぁって思うものが多くて「あれ?キャンプって案外もっとシンプルなものなのかも?」って感じました。

また、キャンプ慣れしてる息子が「このキャンプ場暗くてちょっと怖い」って言っていましたが、当たり前です外灯がどこにもないのですから。
近年自然災害が増えてきて突然の避難所生活やライフラインが止まってしまうなど増えてきたと思います。
水で流れないトイレ、川の水と井戸水の違い、灯りの大切さ…このキャンプ村での1泊が何かで活きてくるように思います。
そんな体験を【小森キャンプ村】で楽しんでみてください!

予約サイト

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この記事を書いた人 satomi

キャンプとスノーボードを家族で楽しんでいる2児の母です。ママ目線でアウトドアの楽しさを伝えられたらと思います。

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