投稿日:2020年10月18日 | 最終更新日:2021年8月18日
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10月に入り、夏の暑さを忘れるほど過ごしやすい気温になってきましたね。
ますます気温は下がり、朝晩の寒さが身に応える季節になってまいりましたが、これからの時期は暖かくしてキャンプを楽しみたいですよね。
そのような時、あると嬉しいのが「炎」です。
キャンプでの楽しみであるBBQは美味しい食事、焚き火はみんなの団欒の場として大変重要であると同時に、暖かさを提供してくれます。
しかしながら、焚き火やBBQには、ある課題があります。
それは「匂い」。
炭や薪を燃やすと、洋服に煙の臭いがついてしまう経験をした方も多いことでしょう。
そこで今回は、洋服に匂いがつきにくい焚き火アイテムをご紹介したいと思います。
燃焼温度が低いと煙が出る
焚き火をしていると煙がすごくて目や鼻が沁みた、という経験はないでしょうか?
実はその原因、焚き火の温度が関係しているんです。
100℃〜
薪内部に含まれる水分が蒸発します。
100℃を越えると水分が水蒸気として放出され、薪が乾燥していきます。
このとき、白い煙が出ます。
250℃〜
250℃くらいの温度から、燃焼により薪の成分が分解され、ガスとして放出されます。
このとき放出されるのが、タールやメタン、水素、アルデヒドなどです。
煙が目に染みるのは、放出されるアルデヒドなどの化学物質です。
270℃〜
270℃くらいから可燃性ガスの二次燃焼が始まります。
炎は、この可燃性ガスの燃焼により確認できるものです。
450℃〜
この温度から可燃ガスの放出がなくなり、炎や煙が出ない状態となります。
十分燃焼できていない可燃性ガスを燃やし、高温にすることで、煙が少なくなり、結果として匂いが出にくくなります。
効率的に燃やす二次燃焼
煙の少ない焚き火台の構造は、内壁と外壁の二重構造をしているものが多く見受けられます。
この構造の焚き火台は火をつけると、一次燃焼します。
一次燃焼の状態は火の温度が低温の為、煙が出てきます。
しかし、焚き火台が熱くなってくると、内壁と外壁の間を高温の空気が煙突のように駆け上がり、焚き火台上部から吹き出すことで、燃え切らなかった可燃性ガスがしっかりと燃えていきます。
この二次燃焼が、煙を少なくして匂いを軽減してくれるのです。
匂いの少ない焚き火台
1.solo stove(ソロストーブ)キャンプファイヤー
二次燃焼を知らしめたストーブは、solo stove社のキャンプファイヤーと言えるほど、代表的な焚き火台です。ソロストーブというので、コンパクトサイズだけかと思いきや、軽量でコンパクトな”ライト”から、中サイズの”タイタン”、ファミリーキャンプなどで活躍する”キャンプファイヤー”まで3サイズがラインナップされていますので、キャンプスタイルや人数に合わせて選択肢があるのは嬉しいですね。
サイズ:幅17.8×奥行17.8×高さ24.1 cm
重量:約1.0kg
2.FEUERHAND(フュアハンド) パイロン
FEUERHANDといえば、何といってもオイルランタンのハリケーンランタンが有名ですが、パイロンは、強力な二次燃焼式の焚き火台です。
本体の下部に無数に空いた空気孔から空気を取り込み、熱くなった空気を本体の上部で放出して、二次燃焼を促進して煙を少なく、匂いが出にくくなっています。
サイズ:幅44.5×奥行44.5×高さ74cm
重量:10.5kg
3.Petromax(ペトロマックス) ロケットストーブrf33
ドイツ生まれの老舗アウトドアブランド、Petromaxのロケットストーブ rf33は、これひとつで煮炊きができて、暖も取れるすぐれものです。上部には鋳鉄製の五徳があり、ダッチオーブンやスキレットを使用しての料理に便利です。また、重量が7.5㎏ありますが、持ち運びしやすいように持ち手がついており便利です。
サイズ:幅23.5×奥行23.5×高さ33cm
重量:7.5kg
4.DOD めちゃもえファイヤー
自由に遊ぼうを提唱し、ユニークなアイテムを次々に送り出すDOD。
めちゃもえファイヤーは一般的に販売されている40cmサイズの薪がちょうど入るサイズになっており、簡単に薪の二次燃焼を可能にしています。
また、二次燃焼式の焚き火台の課題である灰の処理は、トレイ状の灰受けが装備されており、後片付けも手軽に。
また、耐熱塗装されたテーブルが標準装備されており、焚き火周りに関わらずサイトで使用できるのも嬉しいですね。
サイズ
焚き火台/幅43×奥行14×高さ24cm
テーブル/幅45×奥行16.3×高さ12.8cm
重量:約7.7kg(付属品含む)
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