投稿日:2019年5月8日 | 最終更新日:2022年1月27日
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近年アウトドアの人気が高まっていますが、そのアウトドアで鉈を持参すると便利と言われています。
なぜ鉈を持ってくると便利なのか。鉈は、薪を割ったり木を削ったり薮払いが出来たり、大きく分けて3つの使い方が出来るからです。
どうしてキャンプに鉈が必要なの?その便利な使い方!
「斧 VS. 鉈」どっちが便利?
キャンプへ持っていく道具を揃える時、斧と鉈どちらの方がキャンプでは便利なのか迷った事がある人もいるのではないでしょうか。斧と鉈、実際のところどちらが便利なのでしょうか。
まず斧と鉈の違いですが、簡単に言えば両手でもって使うのは斧、片手でも使用できるのは鉈です。
斧は鉈より重みがある分振り下ろすときにスピードとパワーがあり薪割りには最適です。
一方小型で軽量の鉈は簡単な薪割り程度なら利用できますし、そのコンパクトで軽量なボディから様々なことに利用することが出来ます。
斧は重みがあるため扱いが少し難しいところがありますが、鉈なら女性でも簡単に使用することが出来ます。
どちらにもメリットはある為、持参する際は目的にあったものを持っていくようにしましょう。
キャンプ用の鉈は銃刀法違反になるの?
日本には銃刀法という法律があります。銃刀法とは、刃渡り15cm以上の刀や槍及び薙刀、刃渡り5.5cm以上の剣、あいくち並びに45度以上に自動的に開刀する装置を有する飛び出しナイフの所持を禁止する法律です。
では、斧や鉈などのキャンプで使用したい場合、持っていくと銃刀法違反になるのか。
これで迷ってしまう人はたくさんいますが、使用用途がきちんとしている場合は特に捕まることがありません。
実際、斧や鉈を仕事道具に使用している職業もある為、こういった仕事の人は鉈や斧がないと仕事になりません。
しかし、車のダッシュボードなどあからさまに怪しいと思われる場所に隠していると問題になることがあります。
キャンプ用品と一緒に置いておくほうがいいでしょう。
剣鉈と腰鉈の違いと特徴
剣鉈と腰鉈、同じ鉈でもこの2つにはどのような違いがあるのか。
まず剣鉈とは、刃の形が剣に似ていることから剣鉈と呼ばれています。
主な用途は狩猟解体やクマよけ、木の蔓きりにロープの切断、魚捌きやその他の軽作業に利用できます。
両刃の場合は両利きで利用でき、片刃の場合は基本右利き専用ですが片刃が左の場合は左利き専用となります。
腰鉈は長方形の形が腰鉈で、木の蔓きりや巻き割り、竹きりにロープの切断、その他の軽作業で利用できます。
こちらも剣鉈同様両刃は両利き、片刃は右利き専用、片刃左は左利き専用です。
腰鉈は重さがあり、柄の部分をハンマーのように利用することがある為、柄の部分が剣鉈よりも太く、耐久性も高くなっています。
用途に合わせて両刃と片刃を使い分ける
刃物にも両刃と片刃が存在します。
両刃とは左右両方に刃があるものを両刃といいます。横からみると左右どちらにも角度がついているものは両刃です。
片刃とは片方に刃がついているもので、横からみると片方だけに傾斜がついているものは片刃です。
この二つの刃物には得意とするものがあり、例えば大根を切る場合、両刃なら左右両方に力が均等に働くため、まっすぐに切ることが出来ます。
一方片刃は片方にしか負荷がかからないので斜めに切れてしまう場合があります。
大根だけではなくこれは薪でも同じことが起こります。
両刃は切断には適しますが片刃は切れ味は鋭いので木を薄く削ることに適しています。
キャンプへ持参する場合は両刃と片刃の両方を持参するといいかもしれません。
丁度いい重量と刃渡り
まずはちょうどいい鉈の重量です。
薪割りをする際は鉈だけではなく斧も使用しますが、道具の重量によって時間も手間も違ってきます。
重量があればそれだけ振り下ろした際のパワーが違うため、切れ味も確かに良いのですが、重すぎる鉈は逆に使用者の手首を痛めてしまいます。
そのためちょうどいいのは500g前後の鉈です。
次に刃渡りです。
長すぎると銃刀法に引っかかる可能性が高くなるだけでなく、初心者では扱いにくい場合があります。
そのため、ちょうどいい刃渡りはおおむね160mm~200,,あれば十分でしょう。
扱いにくいだけではなく、収納し持ち運ぶ面からみても、長すぎる鉈は不便なのでおすすめできません。
薪の割り方
薪を割るときはまず体を動かしやすい服装に着替えます。
足のつま先に関しては斧や鉈で足を怪我してしまう危険性がある為、金属の入った安全靴を履くといいでしょう。
まずは体の中心に斧と薪が一直線になるように構えましょう。
斧はできれば3~4kgあるものがベストです。
斧を振り上げる際、左手で握り右手は添える程度、利き足を前に出すとしっかりと踏ん張ることが出来ます。
好みの太さの薪になるまでこの作業を行います。
硬い木を割る場合、割れた薪が飛んで行かないようにタイヤを置くと破片が飛んで行かない為安心です。
他にも硬いクサビを打ち込んでから割ると簡単に割れます。
薪を割るときは刃は薪の手前に寄りに斧を振り下ろすと上手く割れます。
画像提供|PIXTA
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