投稿日:2021年5月16日 | 最終更新日:2021年8月18日
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空前のアウトドアブーム。
人気のキャンプ場は予約ですぐに埋まり、なかなか利用することができない。
キャンプに行けたとしても、隣のサイトと距離が近くてプライベート感がないなど、様々な問題が発生していました。
そんな悩みを解決してくれる方法が「自分の山を持つ」ということ!
自分だけのプライベート感たっぷりな空間で、アウトドアを楽しむことができると人気になりつつあります。
昨年より流行している新型コロナウィルスによる影響もあり、一人で、あるいは家族だけで静かに過ごしたいと考える人が増えたのも、山の購入件数が増加した要因の一つ。
割と最近でも、キャンプ動画で人気のYouTuberが山を買ったというニュースが話題になっていましたね。
そこで今回の記事では、山林売買についてフォーカス!
山を購入したい方はもちろん、「アウトドアブームに乗っかって山を売りたい!」という方に向けてどうやって購入するのか・売るのかを解説していきたいと思います。
山を購入して気づくデメリットや注意点もある
いきなり山を購入するデメリットや注意点を聞かされるのかよ…と思うかもしれませんが、非常に重要なことなんです。
なぜなら、山は購入した後の方が大事だから。
住宅の土地を買うのとは違って独自のルールがあるため、最初に気をつけるべき点から説明していきます。
購入する山によっては境目が曖昧
住宅の土地とは違って山は地籍調査が入りません。そのため、他の山主が所有する境界が曖昧になっています。このことをおざなりにしてしまうと、知らず知らずのうちに他の山主の所有地を使用してトラブルになってしまった、ということが起きてしまいます。
購入する際は、できるだけ境界がはっきりしているところを選ぶことで、トラブル回避に繋がります。
お手入れによる山の維持管理も必要
購入した山を「使いたいときに使う」だけではいけません。
キャンプを楽しむのであれば、草刈りしないといけないですし、必要に応じて木の伐採も行わなければならないでしょう。
特に、道に面している山を所有する場合は注意が必要で、倒木により道を塞いだり、けが人が出てしまうと賠償問題になることもあります。
そうならないよう、山の維持管理にも注力するようにしましょう。
どうやって山を購入するの?
山を購入する方法は主に3つあります。
①地元の不動産屋で聞いてみる
まず一つ目は、山を買いたいエリアにある地域密着型の不動産屋に行く方法です。
その際、宅地建物取引業免許の番号が古い不動産屋を選ぶと良いでしょう。その地で長く商売をしていると「地元の山主さんと知り合い」というケースが多いので、希望する山林が見つかりやすくなります。
②森林組合を訪ねてみる
山主との繋がりが強い森林組合を訪ねてみるのも良いでしょう。山林物件に関する様々な情報を提供してくれます。
③山林売買サイトで調べてみる
山主から直接依頼を受けて販売しているサイトなどで調べるのもアリです。専門で行なっている会社を選ぶのが重要です。
おすすめサイト
山いちば
森林.net
山林バンク
山林売買.net
山を売りたい場合は?
山を売るには、おおまかに4つのステップを踏む必要があります。
①土地の状態を確認・把握
②売却する方法を決める
③業者へ依頼・契約
④売買成立
不動産屋に買い取ってもらう
手っ取り早く山を売却したい場合、不動産屋に買い取りしてもらうのが一番です。
その分、買い取り価格が安くなったり、場所によっては買い取りを断られることもあるので注意が必要です。
仲介業者に依頼する
買い手を探してもらう仲介業者に依頼する方法もあります。
こちらの方が高値で売却できる可能性が上がりますが、買い手が見つかるまで時間がかかるため、早く山を手放したい方にはあまり向いていないかもしれません。
自力で売却する方法も
不動産屋や仲介業者に頼らず、森林組合に問い合わせるなどして買い手を自力で探すということもできます。
この場合、高値で売却できるメリットはありますが、時と場合によっては一番根気が必要な選択になるでしょう。
どんな山が人気で売れやすいのか?
これから山を購入する方も、売却する方も知っておきたいのが「人気の山林物件」の条件ですよね。
買い手が見つかりやすい山を狙って購入すれば、将来手放す時がきても安心ですし、これから売りに出す方も参考になるかと思います。
ここでは、個人利用目的の買い手に人気の条件をご紹介します。
使い勝手のよさはどうか?
例えばキャンプを楽しむという理由で山を購入するとなれば、平坦な場所が多い山がいいですよね。
草刈りなどの整備もしていて、なおかつ市街地から比較的近い場所なら利便性は高く、山の価値は高まります。
さらに、水・電気・ガスのインフラ整備がされていればより良いでしょう。
・平坦な土地面積が多いか?
・木の伐採、草刈りなど整備されているか?
・水・電気・ガスは整っているか?
・市街地から近い、車の乗り入れはしやすいか?
人気の山林売買。だけど決断は慎重に!
アウトドアブームの影響もあり、山の購入を検討されている方は多いでしょう。しかし、長期間で考えたときに山の維持管理はできるのか?あるいは手放す際のことも想定し、慎重に考える必要があります。
山林売買に興味のある方は、不動産屋さんや山林を専門とする会社に相談してみると良いでしょう。