投稿日:2022年5月16日 | 最終更新日:2024年1月29日
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今回はキャンプにおすすめのポータブル電源や選び方をご紹介します。皆さんはキャンプを楽しんでいる時、「電気があればもっと快適に過ごせるのに」と思ったことはありませんか?例えば、夏のキャンプならポータブルクーラーがあればテントの中も涼しくなって快適に過ごせるものです。
キャンプ場にACサイトが設けられているところもありますが、ない場合も少なくありません。そこで、より快適なキャンプを目指しているなら「ポータブル電源」を準備してみましょう。
今回は、ポータブル電源の選び方からおすすめの製品をソロ・デュオ向けとファミリー向けに分けてご紹介します。「ポータブル電源は欲しいけど、何を選べばいいか分からない」という方は、ぜひ参考にしてください。
ポータブル電源の様々な活用方法
ポータブル電源は様々なシーンで活用できます。まずは、具体的にどのような場所で活躍してくれるのかご紹介しましょう。
キャンプ
キャンプサイトにはAC電源が備わっているところもありますが、特に電源が用意されていないサイトも多いです。そんな時、ポータブル電源があると快適なキャンプを過ごしやすくなります。スマホの充電はもちろん、LEDランタンやケトルなどの調理器具にも使用できます。
また、山間部にあるキャンプ場は夏になれば夜でも気温が高くなりますし、冬になれば眠れないほど寒くなる場合もあります。春や秋も1日を通して気温差が激しくなるため油断はできません。そんな気温による影響も、扇風機や電気毛布をポータブル電源につないで利用すれば、快適性は大きく向上するはずです。
車中泊
旅行などで車中泊をする場合も、ポータブル電源が活躍します。「車なら電源は不要なのでは?」と思うかもしれません。確かに車内灯やシガーソケットから充電することも可能です。しかし、長時間付けっぱなしにすることで車のバッテリーが上がってしまう可能性があります。
車のバッテリーが上がらないようにするためにも、車中泊の際にはポータブル電源を持っていくようにしましょう。ポータブル電源があれば小型の冷蔵庫やホットプレートなどが利用でき、まるでキャンピングカーのような体験もできます。
防災
日本は地震大国と呼ばれるほど、地震が発生しやすい環境となっていますが、近年は地震以外にも大雨や台風などの災害も多く発生しています。そのため、今は安全でもいつ被災してしまうか分かりません。
災害時はガスや水道、電気といったライフラインが止まってしまうことも多いです。しかし、ここでポータブル電源を持っていると被災時でも普段どおりの生活に近づけます。ただ快適性が増すだけでなく、電気があることで精神的な安心感を得られるのも大きなメリットです。
キャンプで使用するポータブル電源はどう選ぶ?
様々なシーンで活躍するポータブル電源ですが、特にキャンプでの使用を考えている場合、何を基準に選ぶと良いのでしょうか?続いては、キャンプで使用するポータブル電源の選び方についてご紹介します。
電池容量は500Wh以上あると安心
最初に注目しておきたいのは、電池容量です。ポータブル電源は製品ごとに「Wh(ワットアワー:1時間あたりの電力使用量)」が表示されています。
この数値が大きければ大きいほど電池容量も増え、多くの電力を蓄えられます。ただし、容量が増せばその分本体の重量も重くなり、値段も高額になってしまいます。
キャンプに持っていくなら使用する人数も考慮する必要がありますが、基本的にスマホやカメラの充電、照明、小型家電の使用程度であれば、500Wh以上あれば安心です。
ソロ・デュオの容量目安
ソロまたはデュオでキャンプを楽しむなら、使用する電化製品は小型でも十分ですし、スマホの充電や照明もそれほど数を必要としません。そのため、使い方次第では200~500Whでも問題ない場合もあります。
ただし、一晩中電気毛布や扇風機を使いたい場合、いくら消費電力が低くても6時間程度連続で使用することになるため500Wh以上あると安心です。
ファミリーの容量目安
ファミリーでのキャンプだと使用する電化製品も大きくなり、さらに使用する機器も増えやすくなります。そのため、500~1,000Whのポータブル電源を選んでおいた方が安心できます。また、キャンプだけでなく防災用としても活用したい場合は、1,000Wh以上あると安心です。
出力ポートの数や種類は事前に確認する
ポータブル電源には家電製品などと接続するための出力ポートが備わっています。出力ポートにも種類があり、商品ごとに搭載されている数も異なります。
・ACポート……自宅のコンセントと同じく、一般的な家電製品を接続できる
・DCポート……シガーソケットと同じタイプで、車載用の電化製品と接続する際に使える
・USBポート……スマホの充電ケーブルやUSBライトなどポータブル製品に役立つ
キャンプに何を持っていくかによって必要な出力ポートの数と種類が異なるため、ポータブル電源を選ぶ前にどの電化製品を、いくつ持っていくのか確認しておきましょう。
持ち運びのしやすさも考慮する
ポータブル電源をキャンプで使用するなら、持ち運びのしやすさにも考慮して選びましょう。いくら「キャンプはオートサイトを利用する」と言っても、自宅から車まで運び入れなくてはなりません。5kg程度なら女性でも運べますが、10kgを超えてくると持ち運ぶのも一苦労です。
ただし、ポータブル電源は電池容量が増えればその分重量も重くなってしまうため、容量との兼ね合いも考える必要があります。
その他の機能にも注目
商品によって、様々な機能が搭載されているポータブル電源もあります。例えば屋外で使っても安心できる防水・防塵機能やキャンプ内を明るく照らしてくれる照明機能、車内でも充電できるカーチャージ機能などがあると便利です。また、中には別売りのソーラーパネルと組み合わせて充電できる商品もあります。
キャンプにおすすめのポータブル電源20選(前半)
キャンプに持っていくポータブル電源の選び方をご紹介してきましたが、商品数はかなり多いため結局どれを選べば良いのか迷ってしまう方もいるかもしれません。そこで、キャンプにおすすめのポータブル電源を、ソロ・デュオ向けとファミリー向けに分けてご紹介します。
ソロ・デュオにおすすめのポータブル電源10選
まずはソロ・デュオ向けのおすすめポータブル電源を紹介します。ここで紹介する商品は、比較的コンパクトで持ち運びのしやすいものばかりです。
BLUETTI(ブルーティー) EB3A
ポータブル電源やソーラーパネルなどを取り扱うBLUETTI(ブルーティー)では、使い勝手の良い商品を取り揃えています。その中でもEB3Aはソロキャンプにも最適なモデルです。
サイズは255mm×180mm×183mmで重さが4.6kgと、女性でも持ち運びやすくなっています。その分容量は268.8Whになっているものの、出力は600Wもあるため9つの出力ポートから同時に給電することも可能です。
コンパクトかつパワフルな出力、さらにリン酸鉄リチウムイオン電池を採用することで安全性やコストパフォーマンスにも優れている点が魅力となっています。
BLUETTI(ブルーティー) EB55
同じくBLUETTI(ブルーティー)のEB55は、EB3Aだと容量が物足りないという方におすすめの製品です。重さは7.5kgと若干重くなりますが、その分電池容量は537Wh、出力700Wを実現しています。
13台ものデバイスを同時に給電でき、さらに別売りのACアダプタとソーラーパネルを活用した「デュアル急速充電」にも対応しています。急速充電によってフル充電まで最短2時間しか掛かりません。
maxell(マクセル) Energy Station MES-TR470
電池製品や光学部品、光ディスクなどを取り扱うmaxell(マクセル)のEnergy Station MES-TR470は、電池メーカーが手掛けているからこそ安心して使用できる角型リチウムイオン電池を搭載しています。充放電サイクルは1,000回繰り返し使っても約80%の容量を維持でき、長期的に愛用できるポータブル電源です。
他にも精密機器を充電する際も安心できる正弦波インバーター回路の搭載や、冷却ファン4基の導入で温度を適切に管理できるバッテリーマネジメントシステム(BMS)の搭載など、安全性を確保している点が大きな強みとなっています。
Jackery(ジャクリ)ポータブル電源400
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、電池容量が240Wh~1,500Whまで幅広く製品を取り揃えています。その中でも特にソロ・デュオ向けなのがポータブル電源400です。
その名の通り、電池容量は400Whでスマホなら約22回分充電できます。また、出力ポートはACポート×1、DCポート×1、USBポート×2と少なめではあるものの、その分重量が軽く4.1kgしかありません。使用する機器は少なく、持ち運びのしやすさを重視したい方はJackeryのポータブル電源400がおすすめです。
加島商事 PowerArQ2 ポータブル電源 500Wh Smart Tap
加島商事のPowerArQ2 ポータブル電源 500Wh Smart Tapは、雑誌や通販サイトのランキングに選出された実績を持つポータブル電源です。カラーバリエーションが豊富で6色の中から好きな色を選択できます。
出力ポートはACポート×2、USB-A×4、USB-C×1と、さらにワイヤレス充電ポートも追加されています。ワイヤレス充電対応のスマホならケーブルを使わず、ポータブル電源の上に置くだけで充電が可能です。
LACITA(ラチタ) ENERBOX01
LACITA(ラチタ)のENERBOX01は、三次元リチウムポリマー電池を搭載したポータブル電源です。この電池はハイパワーで充電効率も高い特性を持っています。さらに、バッテリーマネジメントシステム(BMS)とマイクロコントロールユニット(MCU)を掛け合わせた最新技術を搭載しており、現在特許出願中です。
また、屋外での使用中に外的要因(砂塵など)の影響を受けてしまった場合、内蔵している制御装置が働き、電池内部のショートを未然に防いでくれます。
JVCケンウッド BN-RB62-C
オーディオ機器のイメージが強いJVCケンウッドですが、実はポータブル電源も取り扱っています。こちらは2019年に共同開発で誕生した製品です。Jackeryのポータブル電源と見た目は似ているものの、仕様は異なります。
例えば、BN-RB62-Cの電池容量は518Whとなっていますが、Jackeryのポータブル電源には見られない容量です。また、国内メーカーならではの手厚いアフターサポートも魅力となっています。保証期間は24ヶ月であり、テクニカルサポートは期限なしで利用できます。
ECOFLOW(エコフロー) RIVER Plus
ECOFLOWのRIVER Plusは、真っ白なカラーリングが目を引くポータブル電源です。見た目が可愛らしいため、オシャレにこだわったキャンプサイトでの使用や自宅にインテリアの一部として置いても空間に馴染みます。
現在特許申請中の「X-Streamテクノロジー」によって、0%から80%への充電が1時間以内、フル充電だと1.6時間で完了できます。また、必要に応じて容量を変更できるモジュール設計となっており、専用のエクストラバッテリーを組み合わせることで電池容量が360Whから720Whの2倍に増やすことも可能です。
PHILIPS(フィリップス) パワーステーション
主にヘルスケア関連の電気機器を取り扱うPHILIPS(フィリップス)では、最大11台ものデバイスと接続できるポータブル電源が発売されています。電池容量は128,0000mAh(473.6Wh)で、ソロ・デュオのキャンプなら十分な働きをしてくれる容量と言えます。
また、パワーステーションはQiワイヤレス給電に対応しています。対応のスマホやその他のデバイスであれば、コードレスで簡単に充電ができます。もちろん、対応していないスマホであっても、各種USBポートが備わっているので安心です。
Anker(アンカー) 535 Portable Power Station (PowerHouse 512Wh)
モバイルバッテリーのメーカーとしても知られるAnkerのポータブル電源は、経年劣化による最大容量の低下を極力抑え、一般的なポータブル電源より約6倍も長持ちするバッテリーを搭載しています。また、4つのAC出力ポートはすべて純正弦波を採用しており、自宅と同じように長時間家電を使用できるようになっています。
省電力モードも搭載されているため、待機時消費電力によるムダなバッテリー消費を未然に防ぐことが可能です。
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