投稿日:2021年6月23日 | 最終更新日:2021年8月18日
本記事は一部にプロモーションを含みます
毎度お世話になっております。「不便を楽しむ」がモットーのサンデーライター、てしろでございます。
今回は、「アウトドアで楽しむ本格エスプレッソ」と題して、ビアレッティの直火式エスプレッソメーカー「モカエキスプレス」についてご紹介します。アウトドアショップでもよく見かける小洒落たオジサンのエスプレッソはいかに!?
イタリア発のビアレッティ「モカエキスプレス」
ビアレッティは1919年にイタリアで創業された老舗家庭用調理器具メーカーです。その中でも、今回ご紹介する直火式エスプレッソマシーンは、アウトドアショップでもよく見かける「モカエキスプレス」です。
本体サイズ:約9.5×16×16.5cm(380g)
容量:130ml
素材
本体 アルミニウム合金
ハンドル ナイロン樹脂
パッキン シリコーンゴム
生産国:イタリア
参考価格:5,280円(税込)
※上記は私が使っている3カップ用のものです。
モカエキスプレスは1カップ用~12カップ用まで8種類のサイズがあります。カップと言ってもエスプレッソカップ基準なので、普通のマグカップで飲む場合は3カップ以上がおススメです。私は3カップ用を1杯分として愛用しています。
「多いのでは?」思いますが、ちょっと濃いめのコーヒーという感じで美味しいです。氷を入れてアイスコーヒーにしてもOK。
アウトドアでこそ光る個性
家庭用調理器具のモカエキスプレス。アウトドアでこそこのギアの個性が光ると私は確信しています。私が良くやるスタイルは、ガスとカップ、モカエキスプレス、挽いた豆のセットで公園コーヒーです。あ、あと水ですね(笑)
このセットで26Lの日常使いのバックパックに入りますし、さすがに少し工夫が必要ですがソロテーブルとピクニックチェアを入れる余裕もあります。風爽やかなアウトドアで淹れたてのエスプレッソを頂くのはなかなかにオツなものです。豆のカスが出ますのでビニール袋をお忘れなく。
※公園は火気厳禁の場所も多いので、行った先の火気の可否については十分ご注意ください。
シーズニングが楽しい
モカエキスプレスの隠れた醍醐味はズバリ、シーズニングです.
洗う時は水だけで、洗剤を使ってはいけません。なぜなら、淹れたエスプレッソの脂を少しづつアルミの本体に染みこませていくためです。そうすると、一杯また一杯と、どんどん味に広がりが出てくるのが分かります。
私はコナコーヒーで淹れるのが好きなのですが、たまに別の豆で淹れた時、奥のほうにコナコーヒーの香りを感じて「よしよし、ウチの子に育っているな」と、一人悦に浸っています。そんな、自分色に育てるのが楽しいギア、それがモカエキスプレスです。
淹れてみましょう
淹れる前に仕組みを簡単に説明します。
下からボイラー、バスケット、サーバーの3つで構成されています。
ボイラーに水、バスケットに挽いたコーヒー豆をセットして最後にサーバーを被せて火にかけます。沸騰すると蒸気圧によってボイラー中のお湯がコーヒーの粉が入っているバスケットを通過しサーバーに吹きあがってくるという仕組みです。
図解はこのサイト(http://www.acfa.net/italiacaffe/index.html)をご参考ください。
それでは実際に一杯淹れてみましょう。
まずはボイラーに水を入れます。段があって同じ高さに圧力調整弁が付いていますので、そこを越えないように入れましょう。3カップ用だと100mlちょっとです。
水が入ったボイラーにバスケットをセットして挽いた豆を入れます。通常エスプレッソは極挽きですが、そうでなくても大丈夫です。豆の量は「摺り切り一杯」。写真ではちょっとケチっております(汗)
火にかけます。火加減はボイラーの底面に火が収まる程度の弱火です。
ほどなくすると「ボコボコボコ」という音と共に良い香りが漂ってきます。ちょっと開けてみましょう。
あら不思議!真ん中の突起を通ってサーバー部分にコーヒーが抽出されています。抽出完了です。空焚きになってしまうので速やかに火から上げましょう。
写真だとちょっと分かりにくいですが、表面にコーヒーの脂が浮いています。馴染みあるドリップコーヒーだと紙に吸収されてしまうこの脂が重要で、味にコクと深みをもたらしてくれます。
何度もしつこいですが、使った後は水洗い。洗剤を使ってしまうとコーヒーの脂が落ちてしまいシーズニングが出来ません。尚、洗う際は本体が十分に冷めていることを確認しましょう。
楽しいバリエーション展開
ビアレッティの直火式エスプレッソマシーンには、今回ご紹介のモカエキスプレスの他にも沢山のデザインがあります。ビンテージ物から限定品もありますので、気に入ったのを集めてシーンや気分で使い分けるのも良いですね!
是非公式サイト(https://bialetti.jp/)を一度ご覧になってください。簡単ではありますが歴史やストーリーが紹介されていて、より愛着が深まると思います。貴方だけの「モカエキスプレス」で素敵なアウトドアを。